映画『トワイライトささらさや』

日本

満足度(90%)

分かり合えなかった親子が、自分の死後、得た力によって、真実を知ることになる。

 

 

 

 

1 映画情報

原題:   トワイライト ささらさや
出演:   新垣結衣,大泉洋,中村蒼,福島リラ,富司純子 ほか
公開日:  2014年11月8日
上映時間: 114分
監督:   深川栄洋
配給:   ワーナー・ブラザース映画

公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/twilight-sasara/index.html

 

主題歌: コブクロ「Twilight」

 

 

 

 

2 予告

 

 

 

 

3 あらすじ

 

 

売れない落語家のユウタロウは、交通事故で既にこの世にはいない。
心残りは、小さい子供を抱えた妻のサヤ。
死んでしまったユウタロウだったが、魂は成仏できずにいた。

ユウタロウの葬式の日、サヤのもとに、死んだと聞かされていたユウタロウの父親が現れる。
ユウタロウの父親は、サヤに対して、孫のユウスケは自分が引き取って育てると告げる。

ユウタロウは、子供のユウスケが自分の父親に取られることを妨げようと、
葬式の後、師匠に乗り移り、サヤに式場から逃げる様にと告げる。

 

 

 

 

4 感想

 

冒頭、コメディチックなイントロダクションから、人間味あふれるおせっかいな人々との関わり、
そして最後に待ち受ける感動のラスト。

視聴者が感じる視点が、普通の映画と違う気がします。
初めから最後まで、主人公がいない感じ。主人公は確かに存在するんですけど、
登場する主人公の視点を追っかけるというのとはちょっと違いました。

大泉洋さん主演というと、コメディチックな映画という印象ですが、
この映画もやっぱりコメディ?(死んじゃってるのに・・・)
いや、最後まで観たら、そんなこと言えない。

印象としては、映画「青天の霹靂」も似たようなテイストでしたね。

冒頭、落語家の主人公が語り出します。自分は既に亡くなっていると。

主人公は、限られた人間にだけ乗り移って話すことができるのですが、
乗り移ることができるのは1回だけ。

ここに、一つのポイントが隠されていて、比較的、
現実味のない世界観でありながら、ラストは納得させてくれます。

取り返すことのできない人生を、死後に得た力で埋めていきます。

「青天の霹靂」、「黄泉がえり」も、人間の素直になれない部分と、
失った後に気づく後悔を教えてくれます。

 

 

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