映画『今夜、ロマンス劇場で』

日本

モノクロ映画のヒロインと
現実世界に生きる青年。
出逢うはずのなかった2人が
出逢ったら……

それはロマンティックで切ない
恋のはじまり。

 

 

 

 

1 映画情報

原題: 今夜、ロマンス劇場で
出演: 綾瀬はるか
坂口健太郎
本田翼
北村一輝
中尾明慶
石橋杏奈
西岡徳馬
柄本明
加藤剛 ほか
公開日: 2018年2月10日
上映時間: 109分
監督: 武内英樹
配給: ワーナー・ブラザース映画
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/romance-gekijo/
主題歌: シェネル「奇跡」
脚本: 宇山佳佑

2 予告

 

 

3 あらすじ

 

看護師の吉川天音は、入院している老人の持っていた脚本を見つけ、
その内容に興味を持ち、老人に内容たずねる。

それは、映画の助監督だった若者が書いた脚本だった。

 

映画監督を夢見る健司は、仕事が終わってからも、映画にのめりこみ、
毎日のように映画館・ロマンス劇場へ通っていた。
彼は、映画館で見つけた古いフィルムでヒロインを演じていた美雪に密かに憧れていた。

ある日、いつものように、映画館を訪れた健司は、映画館の館主の本多正から、
お気に入りだったそのフィルムを売ることを聞かされる。

名残惜しい気持ちで、フィルムを鑑賞していると停電がおこり、会いたいと思っていた
美雪が目の前に現れる。

 

4 感想

 

劇場で観た予告から、ドSなファンタジーラブストリーを想像していましたが、
映画の中で設定された条件の中で、ふたりがどの様な選択をするのか?
というのがメインのテーマでした。

キャスト全員が、そのテーマのために、一丸となっている感じで、
誰が飛び出るでもなく、観終わったときの感想は、不思議とバランスのいい映画だったなと思いました。

ポイントとしては、

・北村一輝さん演じる「俊藤龍之介」
強烈な個性を示すナルシスト俳優。
ちょいちょい名言が飛び出し、笑いを誘います。

・美雪
綾瀬はるかさんが演じる本映画のヒロインなんですけど、バラエティでの天然な印象がありました。
でも、映画ではそんな雰囲気を一切感じさせません。俳優さんって、すごいですね。
そして、何といっても美人。

・美雪に憧れる牧野健司
今回の役柄では、ほぼ笑いの要素はありません。
一途に美雪を思いを寄せる青年を、坂口健太郎さんが演じています。

・ロマンス劇場の館主・本多正
榎本明さんが演じるロマンス劇場の館主。
言葉少なに健司を支えています。

 

終盤の一番の盛り上がりどころで、とんでもなく駄作になった・・・と思ったら、
ちょっと判断が早かったようです。
そこからは、うまくまとまって、いい雰囲気になってましたよ。

ファンタジーです。
細かい部分は気にせずに、たまの休みにゆっくり浸れば、
こんな時間も悪くない。

5 メモ

 

映画に行くと、よくパンフレットを買うのですが、
久しぶりに、構成のいいパンフレットだと思いました。

そのうち、お気に入りパンフレットのランク付けでもしましょうかね。

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