映画『イニシエーション・ラブ』

日本

騙されたと思って、まず、観ることをお勧めする。
鳥肌ものの衝撃。ただ、2回は観ないと思う。。。

 

 

 

 

1 映画情報

原題: イニシエーション・ラブ
出演: 松田翔太
前田敦子
木村文乃
亜蘭澄司
三浦貴大
木梨憲武
手塚理美
片岡鶴太郎 ほか
公開日: 2015年5月23日
上映時間: 110分
監督: 堤幸彦
配給: 東宝
公式サイト:
音楽: Gabriele Roberto
原作: 乾くるみ「イニシエーション・ラブ」

2 予告

 

3 あらすじ

大手企業への就職も決まり、卒業を待つばかりの鈴木は、
ある日、人数合わせで誘われた合コンに参加する。

そこで知り合った成岡繭子(マユ)に意味深な態度をとられたことから、
本気になってしまう。

マユが望むことはなんでも行動にうつし、気に入られようとする鈴木。
誕生日のお祝いをした日、通りすがりのカップルに釣り合わないといわれた鈴木は、
運動を始め痩せようとする。

4 感想

 

前田敦子さんの事を、好きだろう嫌いだろうは置いといて、
このキャラクター設定は見事。

ホイチョイムービーの様なノリで始まったこの映画。
何故か、いつまでたってもポスターに出ていた松田翔太さんは出てこない・・・

太っちょの俳優さん演じる”鈴木”と前田敦子さん演じる”マユ”が、不器用っぽいカップルを演じ、イチャついてる。
この映画は、前田敦子さん演じる成岡繭子(マユ)が、相手の鈴木を食い物にするストーリーなの?

場面場面で流れる曲が、バブル真っ盛りの頃の音楽ぽく、
展開される刺激の無い映像が、どうしてだかコメディに思えてしまう。

釣り合いの取れない鈴木を相手にしている成岡繭子(マユ)が、いつ仕掛けるのか?と思って観ていたが、
鈴木を裏切ることもなく、淡々とストーリーは進行していく。

鈴木が誕生日プレゼントで運動靴をもらった直後から、マユのために運動して痩せる流れに。
完全にマユに転がされて、相変わらずヌルい感じが漂う。自分は何を見せられているのだろう。。。

 

鈴木は、ふたりの話の内容から、大手企業の内定を蹴って、マユのために静岡に残ったということが分かる。

しかし、開始から40分経過しても、大きな事件も起こらず、倦怠感漂うカップルの映像が流され、
話がどこに向かおうとしているのか分からない。

 

鈴木の転勤で、同僚役の木村文乃さんが登場し、三角関係の始まりを予感させる。
ここは、想像通り二人の間で、鈴木は振り回される。

静岡と東京を行ったり来たりする鈴木。

 

そう言えば、平成の初期頃は、こんな感じのドラマ多かったよね。

 

意味ありげに、日付を刻む映像が進行し、10月31日、話が病妙な変化を見せる。
ラスト20分。変化を見せたストーリーも、本当に少し。
大きな驚きもなく、淡々と進むストーリー。
これが反対に、何かが起こりそうな雰囲気を感じさせる。。。

 

残り12分、鳥肌がたった。何これ??

おい、コラ!やってくれたな。。。

 

 

ある俳優さんが発する最後のセリフは、観てる人に向けて言ってる。間違いなく。
意味ありげに発したセリフから、それまでの内容を、いやがうえにも思い出させられる。
この映画の目的は、登場する人物たちの恋愛ストーリーを見せるフリをして、観客を騙すことだったのだと思い知らされる。

 

ストーリーは、バブルっぽい。
受かれたカップルのやり取りを、回顧する様な映画なのかと思っていたら、見事に騙された。

監督は?▪▪▪、堤幸彦さんね。

 

これまで観てきた映画とは、少し毛色が違い、かなり楽しめました。
途中は、どうということもない映像だと思わせておいて、
戻れない所まできて、種明かしをする。

ストーリーに感動するとか、奇想天外なストーリーを楽しむとかとは違ったところにある、
自分自身の中に答えを探さてくれるような、変わった映画でした。

 

私は原作を知りません。余計な情報もなしで観たことから、違和感なく騙されることが出来ました。
分岐点は、違和感ありつつも、それまでの映画のテンポから、こういう表現もあるかもね▪▪▪なんて、
流せた人たちは、心地よく劇場を後に出来たでしょうね。
しかも、バブル期なら、こんな話、本当にあったんじゃないかと、思えなくもありません。

まさに、青春期の「イニシエーション=通過儀礼」ですね。

5 メモ

 

予告では、「あなたはきっと2回観る」といいつつ、
本編では、冒頭で、これから観る人のために”秘密”を明かさないで、と言っている。
ほぼ、内容は1回で理解できました。

ちょっと、盛ってるね。

 

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