映画『黄泉がえり』

死んだ人がよみがえる3週間の奇跡。
あなたにとって、黄泉がえって欲しい人は誰ですか？

1　映画情報

2　あらすじ

熊本のある町で、戦時中に失踪した子供が、今になって戻ってきたという噂が広まっていた。
厚生労働省に勤める川田平太は、その噂の真偽を調査するために熊本へと向かう。
熊本は、川田の故郷だった。

川田は、幼なじみで死んだ親友の俊介の婚約者だった橘葵のアパートを訪ねる。
俊介の葬式以来の再会に、当時を振り返る。

話をするうちに、葵が働く町役場にも死んだ妻が帰ってきたから、
死亡届を取り消したいという問い合わせが入っていることが分かり、
聞き込みに訪れる。

よみがえるという現象を調査するうちに、その規則性が明らかとなってくるが、
ある日、谷底から引き揚げられた車から・・・。

3　感想

亡くなった人が戻ってくるという非現実的な設定の中、
経験することができない状況を、この映画は経験させてくれます。

「亡くなってしまった人と、もう一度会うことができたら・・・」
なんてこと、誰しも考えることがあるのではないでしょうか？

よみがえった人々とその家族は、与えられた奇跡に喜びを示しますが、
それが期限付きで与えられた機会であることを知りません。

奇跡を手に入れた人々は、またそれを手放すことになる悲しみを与えられることにもなります。

柴咲コウさんが歌うテーマ曲と重なり、感動的なシーンが展開されます。

草彅剛さんが演じる川田が、自分の本当の気持ちを伝えるために、
必死に駆けつけようとする様は、思いの強さが伝わってくる名場面です。

非現実的なテーマでありながら、観ている人たちそれぞれに、
テーマが課される作品だと思います。

あなたは、ラストをハッピーエンドととらえますか？

4　雑記

パンフレット

CD

DVD

劇場公開された時には、ちょうど、熊本にいて、ダイヤモンドシティーへ観に行った覚えがあります。
今観ても、懐かしい熊本風景がちらほら。

この映画の舞台は熊本で、ラストシーンも阿蘇でとっているのかと思っていましたが、
朝霧高原で撮影されたみたいです。

伊東美咲さんも出演されていましたが、結婚されてからメディアへの露出も少なくなりましたね。
活動はしていないのでしょうか？

2018/08/14
ラジオで、RUIの「月のしずく」が流れていました。
柴咲コウさんですね。久しぶりに観たくなったな。

って、早速、引っ張り出しました。

2019/06/18

城南海さんが、「月のしずく」をカバーしています。