映画『世界の中心で、愛をさけぶ』

日本

 

 

1 映画情報

原題: 世界の中心で、愛をさけぶ
Crying Out Love, in the Centre of the World
出演: 大沢たかお
柴咲コウ
長澤まさみ
森山未來
山崎努 ほか
公開日: 2004年5月8日
上映時間: 138分
監督: 行定勲
配給: 東宝
公式サイト:
主題歌: 平井堅「瞳をとじて」
原作: 片山恭一「世界の中心で、愛をさけぶ」

2 予告

3 あらすじ

台風が接近しつつあったある日、律子は、引っ越しの準備をしているときに、ダンボールの中から一本のカセットテープを見つける。
ウォークマンを購入し、そのテープを聴いた律子は、忘れていた過去の出来事を思い出す。

その日、サクがアパートに戻ると、律子が置手紙を置いていなくなっていた。
旧友の店で夕食を取ろうとしていると、ニュース番組の台風中継で律子が映り、高松にいることを知り、
故郷の高松へと向かう。

 

4 感想

 

長澤まさみさん、森山未來さんが、主演と思っていましたが、
大沢たかおさん、柴咲コウさんが主演だったんですね。
回想シーンの印象が強かったので、ずっと勘違いしていました。

いい映画と言うと、何度も観る印象がありますが、この映画は、その類いのものとは違いますね。
印象深く、もう一度、観たいとは思いつつ、なかなか観返すことのなかった作品です。

既に語り尽くされ、ストーリーは知れ渡っている作品だとは思いますが、
出来ることなら、何も情報を持たない状態で初めて観たいと思う一本です。

時代は昭和。

携帯もCDも普及する以前。
ラジオ番組とカセットテープ。
ふたりの世界は、今の高校生たちが感じる以上に狭い。

観ている観客は、ストーリーが進むごとに、感じている疑問のパズルに、
ピースをはめ込む作業を行っていく。

登場人物は、誰も真実を隠している訳でもありません。
なのに、観ている人たちは、そこに至るまでのできごとを紐解きながら、
結末を迎えることができます。

青春の懐古、明かされていく過去、テーマとしては若干重めに感じる内容ですが、
138分間、濃厚な時間を味わえる作品だと思います。

5 メモ

 

ドラマ版では、綾瀬はるかさんがヒロインを演じていました。
映画では無かった廣瀬亜紀の友人の上田智世を本仮屋ユイカさんが演じていました。
病室でヴィブラスラップを鳴らしていたシーンが可愛かったです。

さて、この映画には、今では売れっ子となった高橋一生さんが出演していました。
役どころは、サクの友人です。

約15年を経て、映画『嘘を愛する女』で再共演。恋人役を演じています。

嘘を愛する女公式サイト → http://usoai.jp/about/introduction.html

 

 

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