映画『累-かさね-』

日本

1 映画情報

原題: 累-かさね-
出演: 土屋太鳳
芳根京子
横山裕
筒井真理子
生田智子
村井國夫
檀れい
浅野忠信 ほか
公開日: 2018年9月7日
上映時間: 112分
監督: 佐藤祐市
配給: 東宝
公式サイト: http://kasane-movie.jp/
主題歌: Aimer「Black Bird」
原作: 松浦だるま「累-かさね-」

2  予告

3  あらすじ

大女優であった淵透世(ふちすけよ)の娘・淵累(ふちかさね)は、幼いころ顔に傷を負い、周囲から孤立した生活を送っていた。

累は、亡き母親の十三回忌の法要で、母親の知り合いという羽生田釿互(はぶたきんご)に誘われて、舞台を観に行くことになる。
その舞台では、自分とは正反対の生活を送る丹沢ニナがスポットライトを浴びていた。

4  感想

もともと、ある訳のない設定を承知の上で観に行っているので、
口紅関する話が明らかになろうが、なるまいが、そんなことは関係なく、
どんなストーリー展開になるのか、楽しみにして観に行きました。

大部分が、土屋太鳳さんと芳根京子さんの間で繰り広げられる嫉妬で構成されています。
ストーリーが進んでいく中で、関係性が逆転したり、ひっかけようとするストーリーでした。

舞台女優の話であるだけに、それこそ舞台の方が臨場感が伝わる内容だったのではないかと思えました。

 

この映画の見どころは、やはりラストなんでしょう。
作品が表現したかったことは伝わってきました。
ただ、ちょっと演出に物足りなさを感じてしまいました。。。

久しぶりに、ハッピーエンドっぽくならない映画で、
その部分は、新鮮でしたが、累の圧倒的な演技力とか、彼女の気持ちの強さが、
もうちょっと強く伝わる演出が欲しかったです。

タイトルになっているくらいなので、やはり、累(かさね)の気持ちの変化を楽しむ映画なのかなと、感じました。

5 メモ

芳根京子さんがこれまで演じてきた役は、おっとりしているが、
純朴そうな役柄のイメージがありましたが、
今回は、嫉妬のエネルギーをぶちまける、これまでにない雰囲気の役柄でした。
そうは言いつ、強い累を演じている(顔)のは、土屋太鳳さんなのですが、ちょっと混乱しますね。

そして、土屋太鳳さんも、芯が強く正直な雰囲気の役柄が多かったと思いますが、
こちらも、女性の本性むき出し(いや、演技ですから)っぽい役柄で、面白かったです。

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