東野圭吾作「カッコウの卵は誰のもの」。
スポーツ選手の遺伝子配列に焦点をあてた、スポーツビジネスをめぐる
医科学サスペンス。
1 ドラマ情報
タイトル: | カッコウの卵は誰のもの |
出演: | 土屋太鳳 本郷奏多 戸次重幸 伊原剛志 真野恵里菜 高杉真宙 森永悠希 矢野聖人 戸田昌宏 前田亜季 ほか |
放送期間: | 2016年3月27日 ~ 5月1日(6回) |
放送時間: | 日曜日 22:00 ~ 22:54(54分) |
製作: | WOWOW |
公式サイト: | http://www.wowow.co.jp/dramaw/kakkou/ |
主題歌: | --- |
原作: | 東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」 |
2 予告
掲載ありません。
3 あらすじ
高い運動能力を示す遺伝子パターンを持つスキーヤー・緋田風美に興味を持つ
遺伝子研究者の柚木洋輔。
自身の研究のため、風美の父である緋田宏昌の遺伝子に興味を持ったことから、
風美の出生の秘密が明かされていく。
4 感想
6話からなる本ドラマは、スポーツ選手の優れた遺伝子が受け継がれることを信じて、
目をつけた選手の親子関係を探るうちに、親子の秘密が明らかにされていくというもの。
小説のタイトルからして想像させるものはあり、大筋のストーリーとしては、
出生の秘密が明かされてエンディングという流れを想像させますが、
そこから、ひとひねりあります。
このドラマのストーリー展開かとしては、1話の後半から2話の前半までに、
大きな柱となる疑惑に、多くの人が気づいてしまうと思います。
否応なしに、残り4話で何を見せるつもりなのか?という気持ちにはなりますが、
犯人が誰であるかは、1話からずっとヒントを与え続けられています。
個人的な感想として、大きな見せ場は5話までに完結し、
残念ながら6話は、エンディングに向けての整理という感じがあります。
本来なら、6話の前半までは、なぞ解きを楽しませて欲しかったところです。
主演の土屋太鳳さんが演じる風美は、冒頭では、周囲に対して刺々しい雰囲気を出していました。
このシーンを観ている側からすると、気をまわし過ぎて、父親に対する反発かと思っていましたが、
世間からの評価に対して反発しているだけだったということになります。
意外と印象に残る部分だったので、ふたを開けてみると、何だったのだろうかという
感覚はあります。
研究者の柚木洋輔を演じる戸次重幸さんは、劇中の役柄は、非常にしつこいです。
原作に忠実なのかわかりませんが、観ている側に感情移入させて、
そのように感じさせるのは、演技が上手いという事でしょうか。
あまりにもしつこすぎて、アクが強かったです。
そして、亡くなった母親役で登場する前田亜季さんですが、
最近では今回のように、亡くなった役や亡くなってしまう役が多いように感じます。
ちょっと残念ですね。
5 メモ