2021年春ドラマをまとめ視聴。最終回直前。

Netflixの連続ドラマに時間を取られて、第2クォーターのドラマの録画がたまっておりました。
最終回間近でありながら、ちらほら視聴率の話やこぼれ話も聞こえてくる今日この頃。
何本かのドラマを観てみましたので、感想を上げたいと思います。

 

 
 

 
 

 

1 イチケイのカラス

 
 
登場する裁判官、検事、弁護士が、ほぼ、いい奴ばかり。
主人公の刑事裁判官である入間みちおが、弁護士から裁判官になった理由で引っ張られるのかと
思いきや、意外とそうでもない。

1話目からすでに異端児ぶりを発揮し、毎回、裁判所主導で操作をおこなう・・・を連発するため、
そのパターンで押していくドラマの様子。
これだけでもリアリティは無いが、刑事事件でありながらそこまで重くない仕上がりになっている。

感動を誘うつくりにしようとして失敗したのか、そもそもそういった方向性は考えていないのか、
感動的なシーンの印象は少ない。

最初に書いたように、登場人物がいいやつばかりで、
司法の権威を守ろうとして正義を逸脱するものと、その権力に屈することなく自らの正義に従い、
真実に立ち向かう姿から安心感を感じられる作りになっている。

 
 

 
 

 

2 着飾る恋には理由があって

 
 
SNSなど他人の目を気にしがちな女性と、過去の失敗により、他人に左右されない男性との
恋愛ドラマに仕上がっている。

同居により、狭いコミュニティで繰り広げられる恋愛模様が見どころと思うが、
恋敵となる会社の社長は、悪者にはなれきれ無さそう。

主に、会社とアパートの室内でのシーンが多いが、終盤にはヒロインの実家が舞台となり、
コロナの時代にありながら、撮影場所の制約を感じることは無い。

このドラマでは「愛の不時着」のようにドラマの最後で、途中に流れたシーンの補完映像が流れる。
絶対真似してる・・・。
 
 

 
 

3 恋はDeepに

 
 
観る前から評判の悪さが耳に入ってくる残念な状況。

焦点は、主人公の正体だろうか?後半まで明かされない。
ラブストーリーなのか、ファンタジーなのか、今一、はっきりしない。
両方を混ぜ合わせた作品でもいいのだが、ラブストーリーで後半まで引っ張っておいて、
重要な秘密(であるはず)の正体が告げられる状況が、捕えようによっては冗談を言っている雰囲気を感じさせる微妙さ。

ストーリーに厚みが感じられず、作品についての検討不足を感じてしまった。
視聴者たちが納得する説明が足りておらず、置いてきぼりの感がある。

極めつけは演出のチープさ。
登場人物の行動について、どんなにひいき目に見てもそんな行動にはならないだろうという感想に。

非常に豪華な俳優が出演しているのに、最終回への期待感は薄い。。。

 
 

 
 

 

4 ネメシス

 
 
広瀬すずさんと橋本環奈さんが共演する話題作。
探偵事務所の3人の過去が徐々に明かされていく。
事件になぞらえて、登場人物たちの過去が見えてくる作りではあるが、
毎回事件解決時に行われる小芝居が作り出すドラマの雰囲気と、
その背景に隠された事実がミスマッチで、まとまりのないように感じた。

天才的な能力を持つにもかかわらず、自身のことについては他人から聞かされて知ることになる。
その際のテンションは、ある程度、想像するところではあるが、その範囲を超えて違和感を感じ、魅力は吹き飛んだ。
当初から、そういった人物像で描かれていれば、ここまで違和感を感じることは無いかもしれないが、
それまでのキャラクター像を消し去るのに十分な違和感を感じた。

 

 

5 レンアイ漫画家

 
 
人見知りな漫画家が、自身の漫画のネタを作るためにヒロインに恋愛をさせるという設定。
過去の接点や出来事など、布石は豊富。
恋愛関係に発展していく過程は、ある程度想像ができる。

このまま大きく引っかえり返されることもなく、最終回を迎えるのではないか。

このドラマも、「愛の不時着」で用いられたエンディングの演出が取り入れられている。

 

 

6 コントが始まる

 
 
何本か見たドラマの中で、このシーズンいち推し。
コロナの影響が大きいと思うが、多くは屋内で繰り広げられ、
ドラマも、会話で構成されている。

再確認する結果となったが、「思い出話」って、すごくドラマがある。
会話ですべてを表現しきらず、それを補う演出が効果的で、
ドラマチックな大きなイベントが用意されている訳でないのに、グッとくるものがある。
そして最後に流れるその回になぞらえたコントがワンポイントを付け加えている。

作り物のストーリーでありながら、
ドラマを観ている人たちも、彼らが解散してほしくないと思っているのではないか。。。

 

7 リコカツ

 
 
タイトルから想像するストーリーとは真逆の展開で面食らう。
思いのほか、泥沼感は感じられず、登場する人物たちもいい奴が多い。

相手を思ってつく嘘が、終盤を盛り上げている。

 

 
 

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