彼女は信じていた。かけがえのない自分を。彼は探していた。かけがえのない自分を。
原題: Beauty and the Beast
出演: エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンズ、ケヴィン・クライン ほか
公開日: 2017年4月21日
上映時間: 129分
監督: ビル・コンドン
配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
ある夜、パーティーに明け暮れていた王子の元に、一人の女性がやってくる。
彼女の身なりをみた王子は、城から追い出そうとする。
怒った彼女は魔力を使い、王子を呪いで野獣に変え、さらに、
村人の記憶から城の記憶を消し去ってしまう。
ベル(エマ・ワトソン )の父親のモーリスは、出かけた先の森の中で、
オオカミに追いかけられ、城に迷い込んでしまう。
迷い込んだ城の中では、不思議なことが起こり、怖くなったモーリスは逃げ出す。
帰ろうとする庭先に咲いているバラを見つけ、ベルにプレゼントすることを思い出したモーリスは、
バラを採ってしまい野獣となった王子に捕まってしまう。
野獣に驚いた馬は驚き、モーリスを置いて村へ。
父親のモーリスがいないことに気づいたベルは、父親を捜しに、森へと向かう。
冒頭から一つ疑問が。
魔女は人を野獣に変えてしまう魔力を持っているのに、
わざわざ暖を取らせてもらうために城へやってきたのか?
もちろんこの問いに、答えは無いと思います。
個人的な感想として、いつまでも気になって仕方がなかった。。。
作り手側も、この部分を強調するつもりはなかったと思うが、
そうであれば、この疑問を排除する何かが欲しかったと思います。
ストーリーは広く知れ渡った内容ですので、見どころは、ベルと野獣のダンスでしょう。
ベルを演じているエマ・ワトソンは、本当に奇麗でした。
日本の子役が大人の役者にうまく切り替えられないという話がありますが、
彼女はうまくシフトできただのだと思います。
実は、ハリーポッターは観たことが無いのですが・・・。
この映画で気になったことをもう一つ。
影で大活躍したのは、白い馬です。
何回、城と村を往復したことか。
個々のシーンでは見どころがありましたが、
全体としては、少しまとまりが無かった感じがしました。
これは、知れ渡ったストーリーが前提で、映像を楽しむことに視点を置いた作風だったのかもしれません。
作品の種類としては、ミュージカルなんでしょう。
事あるごとに、歌いだします。
日本の映画では、あまり見ないパターンですので、美女と野獣のストーリーを知らずして、
純粋に楽しむことができるかは、判断が分かれるところだと思います。
ミュージカル映画と言えば、個人的には、「マンマミーア」が好きです。
正直、ダンスシーンは、もう少し演出が欲しかった。
満足度