『私の少女時代』(我的少女時代 Our Times)努力した大人へのご褒美

台湾

2015年の夏に公開された台湾映画。
「あの頃、君を追いかけた」に続き、台湾で大ヒットとした青春ラブストーリー。

 

 

 

 

1 映画情報

原題: 我的少女時代 Our Times
出演: ビビアン・ソン → Instagram
ダレン・ワン
ディノ・リー  ほか
公開日: 2016年11月26日(日本)
上映時間: 134分
監督: フランキー・チェン
配給: ココロヲ・動かす・映画社○
公式サイト: ______
主題歌: 小幸運 A Little Happiness(田馥甄(ティエン・フージェン))
原作: ______

※写真のCD、DVDは、台湾版です。
日本語字幕のDVDは、2017/2月現在発売されていません。
2018/7に、オンデマンドでは、日本語吹き替え版、字幕版が公開されています。Google Play

 

 

2 あらすじ

大人になった主人公リン・ジェンシンは、部下を抱えて日々の仕事に追われていた。
ある日、ラジオのDJが「今の自分が好き?純粋で夢にひたむきだった自分が恋しいのでは?あの頃の君は今も君の中に?」
と問いかける。そこから高校時代の記憶がよみがえる。

 

予告

 

 

 

3 感想

2016年11月から、 ココロヲ・動かす・映画社〇が、
台湾映画『私の少女時代』(我的少女時代 Our Times)の上映を行っています。

私、全然、配給会社と関係はないですけど、個人的には機会があったら観てほしいと思ってます。
と、いつつも、年も変わり上映する劇場も減ってきました。

2/4からは、沖縄のシネマパレットでも公開ですね。
この映画館、たまたま、ホテルハイビスカスを観たら、ほかの県の映画館とは違う独特の雰囲気でした。

この映画は、主人公が学生時代に憧れたアイドル アンディ・ラウをキーパーソンとして、
成長した主人公が、少女時代を振り返る形で話が進んでいきます。

時は、1990年代後半。
平凡な高校生 林真心(リン・ジェンシン)が、ある時、不幸の手紙を受け取ります。
同じ内容の手紙を、5人に送らないと、自分に災いが降りかかると。

林真心(リン・ジェンシン) は、手紙を出す相手を誰にするか悩みます。
そんな時、高校でみんなが憧れる優等生 歐陽非凡(オウヤンフェイファン)が、
番長の徐太宇(シュー・タイユー)に絡まれているのをみて、不幸の手紙を出す一人に決めます。

ここから、徐太宇(シュー・タイユー) と林真心(リン・ジェンシン)を中心として、
周りを巻き込んだストーリーが展開してきます。

この映画、ラブコメディと思いきや、最後は、ホロッとさせられる素敵な展開が。
ヒロインの雰囲気も、最初と最後では雰囲気がガラッと変わるところも見どころです。

頑張った大人へのご褒美みたいに感じました。

 

 

 

4 雑記

さて、2011年の『あの頃、君を追いかけた』(那些年,我們一起追的女孩)が公開された後から、
日本人受けしそうな雰囲気の映画が多くなってきました。
この映画も1990年代ですね。

1990年後半というと、台湾では、哈日族(ハーリーズー)全盛の時で、
映画の中にも日本の固有名詞がたくさん出てきます。
その当時、台湾は、雑然とした雰囲気で、日本の演歌チックな音楽や一休さんのテーマ曲が、
町のいたるところで中国語で流れていました。(いや、台湾語だった気がする・・・)
最近ではあまり見かけませんが、ボロボロのタクシーが多く、目の前に止まったタクシーに乗り込むと、
助手席におじさんがすでに乗ってたり、雨が降れば雨漏りするなど、日本では考えられない面白い経験でした。

また、日本人を見かけると近づいてきて来て、たどたどしいながらも、
日本語で話しかけてくたことを懐かしく感じます。

一人で、食事をしているときに、目の前に腰かけて、
「俺は俳優になるんだ!」なんて、身の上話をひとりで熱く語ってくれた人はどうしてるかな・・・。
思い出がよみがえります。

映画って、観た人がそれぞれ勝手に味付けして出来上がるものだと思います。
私にとっては、その味付けが非常に濃いものでした。

 

薄っぺらい言葉だけど、

この映画は、ホントいいよ。

 

とうとう、日本語で観られます。

  

 

 

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