テレビドラマ『ブラッディ・マンデイ』

ドラマ

天才ハッカーである高校生の高木藤丸が、
ハッキング能力を駆使しながら日本の治安機関と協力をして、無差別大量殺人を目論むテロ集団に立ち向かう。
テレビドラマでは、2008年にSeason1、2010年にSeason2を放送。

1 ドラマ情報

タイトル: ブラッディ・マンデイ
出演: 三浦春馬
吉瀬美智子
佐藤健
成宮寛貴
川島海荷
松重豊
芦名星
吉沢悠
神木隆之介
満島ひかり ほか
放送期間: Season1 2008年10月11日 ~ 12月20日(11回)
Season2 2010年1月23日 ~ 3月20日(9回)
放送時間: Season1 土曜日19:56 ~ 20:54(58分)
Season2 土曜日19:56 ~ 20:54(58分)
製作: 東宝、TBS
公式サイト: flumpool「Over the rain 〜ひかりの橋〜」
主題歌: Season1 flumpool「Over the rain 〜ひかりの橋〜」
Season2 flumpool「残像」
原作: 龍門諒「BLOODY MONDAY」

2 予告

 

掲載ありません。

3 Season1(2008年)

 

ロシア極東・ヤスリースク。
教会を訪れていた人々が、一斉に吐血し倒れる事件が発生する。

 

日本・東京では、テロリズム対策機関として設置された
警察庁警備局公安特殊三課 通称「THIRD-i」では、
ヤスリースクの情報を集めていたが、新しい情報を得られずにいた。

そこで、天才ハッカーの“ファイルコン”に、ロシアの軍事施設のコンピューターを
ハッキングすることを依頼する。
ファルコンは、2年前にハッキング犯罪に手を染めていた。

ファルコンこと高木藤丸は、父親と妹の3人で暮らし。
父親の高木竜之介は、THIRD-iの班長を務めている。
母親は既に、亡くなっており、妹の高木遥は、腎臓に障害があるため、透析を受けている。
妹は、兄がハッカーであることを知らされていない。

藤丸が以前おこなったハッキング事件をきっかけに、父親の竜之介との関係に
亀裂が生じていたが、藤丸はTHIRD-iの仕事を手伝う条件として、
竜之介に、妹のためにいち日だけ早く帰って、食事をして欲しいと要求する。

ある日、藤丸の学校へ代理教員として、折原マヤがやってくる。
授業中にパソコンを触っていた藤丸は、折原マヤに呼び出されるが、
咎められることは無かった。

藤丸に食事を勧めたマヤが、パソコンを水槽横に置いたことから、
THIRD-iから預かったハッキング用のパソコンが水槽に落ちてしまう。

また、同時期に、竜之介が面会していた沖田が目の前で射殺される。
疑われた竜之介は、拘束を逃れて藤丸に電話をし、“ブラッディー・マンデイ‟という
言葉を口にして、消息をくらましてしまう。

 

 

<みどころ>

序盤は、細菌を使ったテロを企てる一派から、世界を守るために抗ウィルス剤の情報の
奪い合いが繰り広げられます。

中盤は、Jが登場。抗ウィルス剤の奪い合いです。
ウィルスを開発した敷島教授を奪還しますが、抗ウィルス剤の入手できず。

終盤は、テロリストと藤丸の周辺の人間関係が明らかになってくる。
さらに、Kの登場。Kの正体は・・・。

 

 

ストーリーを通して、仲間と思っていた人物の裏切りと、
登場人物たちの過去が明らかにされていきます。

騙し合いがメインのドラマとしては、
ミスリードは常套手段なのかもしれませんが、
長い連続ドラマだと、ちょっと、クドさを感じますね。

4 Season2(2010年)

 

「BLOODY MONDAY」から2年後。パソコンを捨てた藤丸は平穏な日々を過ごしていた。

ある日、THIRD-iに核爆弾による日本攻撃が迫っているという情報がもたらされる。

藤丸と朝田あおいは、音弥の誕生日を祝うことになっていた。

その会場に、九条音弥のおじいさんで総理大臣である九条彰彦がやってくる。

普段、電話にでない孫と会うために、朝田あおいに頼んでいたのだった。
しかし、その場で九条彰彦は狙撃される。

落ちていた九条彰彦の携帯を拾った音弥に、折原マヤから連絡が入る。
音弥は、折原マヤとのやり取りを確認するために、ひとりで、折原マヤのもとへと向かう。

藤丸は、コンビニのアルバイトへ向かう途中、音弥へ電話を掛けるが、
連絡が取れない。

同時期に、折原マヤと名乗る女が、コンビニへ高木藤丸を訪ねてくる。
銃を取り出した女は、店の中で発砲を続ける。

その場所から逃げ出したアルバイト仲間の水沢響は、藤丸に逃げるようにと電話をする。

 

<みどころ>

序盤は、爆弾による日本攻撃のお話です。
爆弾の所在を突き止めるも、HORNETというハッカーに邪魔をされます。

中盤は、若者に銃をバラまき、それをきっかけとする事件が多発します。

また、THIRD-iにテロリストの仲間がいて、とうとう、折原マヤが・・・。

終盤は、スパイダーというハッカーが登場。
その正体と、藤丸との関係が明らかになっていきます。

 

5 感想

このドラマの平均視聴率は、。
Season1は、11.3%(うち、1回は10%を切っている)
Season2は、8.1%
となっており、Season2では視聴者が離れてしまったことが分かります。

騙し合いも続きすぎると、観ている方が疲れてきます。
観ている人たちが勘違いする様に、意図的に表情やカット割りをしており、
こういったことが視聴者が飽きてしまった原因の一つかもしれません。

また、ストーリーを理解しようと頭を働かせ続けているのも、
原因の一つだと思います。
特殊な言葉が多く、とっつきにくいのも理由かもしれません。

最近、改めて、本ドラマを2日間で観返しました。
率直な感想は、2時間ドラマとか映画ぐらいで、いいかとも思いました。
面白いと思う反面、すごく疲れました。

日本のテロリストのドラマって、本ドラマが放送されるまでは、
それほど多くなかったと記憶しています。

SPやMOZU、そしてダブルフェイスなどが、記憶に新しいですが、
それぞれ、特色があります。
テクニカルの部分では、やはりドラマの中でも発展がみられ、
パソコンを、カタカタ言わせてハッキングするのも、
最近だと、少し違うかもしれないですね。

 

そして、「一緒に遊ぼうよ、藤丸くん。」って。
日本のテロリストって、20世紀少年の印象が強すぎますね。

最後に、登場されている方について、少しだけ。
テロリストの一員として登場する有村望を演じる恒吉梨絵さんですが、
制服姿で現れた時から川島海荷さんが演じているのかと思っていました。
川島海荷さんは、高木藤丸の妹役を演じており、途中まで、
テロリストであることを隠しているのかと勘違いしていました。
そのおかげで、勝手に、話をややこしく理解していました。

 

本ドラマでは、松重豊さんが大活躍ですが、
孤独のグルメのイメージの方が強い・・・ですね。

 

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