実際にテレビで特集された実話をもとに「書道パフォーマンス甲子園」を映画化。
書道に取り組む少女たちの友情と成長の青春物語。
1 映画情報
原題: 書道ガールズ!! わたしたちの甲子園
出演: 成海璃子、桜庭ななみ、山下リオ、高畑充希、小島藤子、金子ノブアキ ほか
公開日: 2010年5月15日
上映時間: 121分
監督: 猪股隆一
配給: ワーナー・ブラザース映画
2 あらすじ
書道部部長の里子は、書道に取り組む姿勢で他の部員と衝突していた。
さらに、臨時教員が顧問となったが、まったく教える気がない。
そんな時、臨時教員の池澤が、音楽に合わせて書を書くパフォーマンスを見せる。
それを見た清美は、書のパフォーマンスで町おこしを思いつく。
3 感想
地方の抱える問題を背景に、登場する人物の置かれている状況を、
みんながそれぞれ、変えたいと考えていてます。
書のパフォーマンスをきっかけとして、友情と成長が描かれています。
書のパフォーマンスというありそうでない、題材でしたが、
誰しもが感じる、高校生時代にできそうで、できない何かを映画が表現してくれていて、
見終わった後は、清々しい気分になりました。
抱える問題を乗り越えようと頑張ることは、
誰しも通過するほろ苦い経験なのかもしれません。
書道パフォーマンスというテーマでそれを表現することで、
一見、普通の人たちには日常的ではない映画と感じさせられますが、
逆に客観的にみることができてよかったと思います。
ところどころ、笑いもあり、シリアスすぎず、ただ、最後に向かって
何かが固まっていくことを実感しながら、楽しむことができました。
4 雑記
最近では、ドラマでもよく見かける高畑充希さんが出演されています。
おとなしめの役から、今回のように不安を抱えながら元気がある役と、
幅広い演技をされています。
映画、ドラマともに、主演されることも多くなっていますが、
そうでない場合でも作品の中でその作品の雰囲気を左右する存在感があります。
これからも数多くの作品に出演していただきたいです。