ドラマ『ボク、運命の人です。』最終回を終えて

ドラマ

 

 

1 どんなドラマだったのか

 

※これから観る方は、以下、読まないでください。

 

 

ウォーターサーバーを販売している会社で営業をしてい亀梨和也さん演じる正木誠のもとに、
神と名乗る謎の男(山下智久さん演)が現れる。

謎の男は、運命の人・湖月晴子(木村文乃さん演)と結婚し、子供を産まないと、地球が大変なことになると言う。
その相手は、幼い頃から何度も奇跡のようなすれ違いを重ねてきた相手だった。

 

テイストが、2007年放送の「プロポーズ大作戦」と似てるなぁ〜と思いながら観てましたが、脚本が同じ金子茂樹さんでした。

亀梨和也さんと山下智久さんのうれっこ同士の共演は、「野ブタ。をプロデュース」以来です。
また、ヒロインの木村文乃さんとその親友役の菜々緒さんは、サイレーンで共演していますが、
その時の役柄とは正反対でした。すごいギャップ。。。

このドラマは、初回から神と名乗る謎の男(9話で、誠と晴子の将来の息子と明かされる)から課題を出され、
解決することでストーリーが進行していきました。

 

 

 

2 結局、結末は

 

世界観が世界観だけに、つじつまが合っているかを求めることはナンセンスですが、
広げた伏線の風呂敷は畳んで欲しいとは思っています。

 

 

さて、期待の最終話。

婚約指輪を買いに行った店のそとで出会った子供(ここみ)から、
「靴ひも結びたいんで、ちょっと持っててくれませんか?」と頼まれる。

次の瞬間、誠は、預かった風船をつかめず飛ばしてしまう。

映像ではつかんでいる状態だったと思うのですが、次の瞬間には手を開いている。。。驚いて話したというなら、そう理解しますけど。

風船を掴み損ねた瞬間から、また、運命が狂いはじめます。

 

指輪を取りに行くと、店は休み。
晴子は、長期の出張へと、思い通りに事は進みません。

どんどん溝が開いていく二人の仲。

 

だけど、ここまで乗り越えてきた誠は、諦めません。

アイビッキー(なんちゅう名前・・・)のところへ風船を貰いに行き、ここみの母親に届けました。

風船をアイビッキーから受け取ったことを証明するために、写真を撮るところは用心深いなと思いましたが、
結局、撮った写真のことはそのあとには出てこず。何かあるかと思いましたが、肩透かしでした。

 

しかし、これがきっかけで、運命が元に戻ります。

 

 

定岡光圀(満島真之介)と謎の男、一郎(山下智久)との別れのシーンは、いい感じでしたね。

コンビニで買ったビールの入った袋を手に、一郎は光圀に言います。
「みっちゃんと缶蹴りやろうかなぁーと思って」

光國から仕事を聞かれた一郎は、
「地球の幸せを引き寄せて離さない仕事」と答えます。

いい雰囲気の言葉のキャッチボールでしたね。

30年後、ゴルフの約束をし、指のサイズを当てたあと、お決まりの「オーケー、グッジョブ!」と、
拳を合わせて別れます。

 

光國は、缶蹴りをしていないことを思い出し、振り返りますが、そこには、既に一郎の姿はありません。
寂しい瞬間。

満島真之介さんのバラエティーの雰囲気もいいですけど、俳優さんとしてもいい仕事してますね。

 

そして、ラストシーンへ。
二人の姿は、コンサート会場に。
コンサートで、あの曲の演奏が終わった後に、誠は晴子にプロポーズします。

 

場所は変わって、橋の上。目の前には、虹が見えます。

誠:「結局くぐれなかったけど、本当に結婚してくれるの?」
晴子:「もうくぐってるよ。」

誠:「やっぱり神様っているのかなぁ?」
晴子:「「ちょいちょい、神様の名前出すよね?」

 

誠は神様のことを覚えていません。

 

誠:「でも、神様は信じてるかもね」と、
微笑みながら、
誠:「ちょっと生意気だけどな」

 

思い出した瞬間だったのかも知れないですね。

 

この辺りからラストにかけていい雰囲気のしめくくりでした。

特にお互いに大切にしている部分には踏み込まず。。。

 

風船に書かれた「三十年後の演奏を楽しみにしてるよ」

グラウンドのスコアボードに書かれた番号
うめの 3340
あかいいと 3341

部屋に置かれた指輪
そして鳴る呼び鈴

 

最後の最後で、思わせぶりな演出で締めくくりとなりましたね。
ちょっと、消化不良でした。
スペシャルか映画への伏線でしょうか?

 

 

3 DVD&Blu-rayは、2017年10月4日発売予定

 

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