成功を夢見る若者たちの人間模様と奮闘を描いたドラマ。
1 ドラマ情報
タイトル: | スタートアップ:夢の扉 |
出演: | ペ・スジ ナム・ジュヒョク キム・ソンホ カン・ハンナ ほか |
放送期間: | <2020年10月17日 ~ 12月6日 |
放送時間: | ― |
制作: | --- |
公式サイト: | http://program.tving.com/tvn/startup |
主題歌: | --- |
原作: | --- |
2 予告
3 あらすじ
場所はサンドボックス。
そこでは、財閥の父から支援を受けて起業したウォン・インジェが講演をおこなっていた。
時は、15年をさかのぼる。
二人の姉妹の父親は、起業しようとして妻との喧嘩が絶えなかった。
そしてついには、両親は離婚をしてしまう。
姉であるインジェは母親について行き、妹のダルミは父のもとに残り、おばあさんと生活をすることになった。
父親は起業を果たすが、事業はなかなか軌道に乗ることはなく、月日がたった。
苦労の末、やっとチャンスをつかみかけた父親だったが、この世を去ってしまう。
15年が経ったこの日、財閥の娘として育った姉と、おばさんのもとで苦労して育った妹は再開した。
4 感想
ドラマのストーリーは、タイトルどおりスタートアップ起業を題材としており、
関わる人々と、出来事が描かれています。
日本で以前放送された「リッチマン、プアウーマン」と似た雰囲気を感じましたが、
「リッチマン、プアウーマン」は、既に立ち上がった企業を描いていたのに対し、
本ドラマは、これから会社を大きくしていく過程を描いているという意味では違いがあります。
また、既にリ韓国ドラマでは、「リッチマン~嘘つきは恋の始まり~」というタイトルのドラマがリメイクされて放送されており、
こちらの作品は、会社名の違いはあったが、出来事、キャストが発する台詞など、「リッチマン、プアウーマン」と被るところが多かったです。
最近の韓国ドラマだと、ポップな印象をもつオープニングや、CGを駆使したインパクトのあるオープニングが多い印象ですが、
本ドラマは、クラシックな雰囲気から、かなり簡素な印象を受けました。
序盤は、ストーリーの軸となる家族関係と現在に至るまでの出来事が丁寧に描かれます。
韓国ドラマのラブストーリー作品は、どうしても過去の出来事が布石となっている印象があります。
この作品でも例外なく、主人公とヒロインが出会ってしまう。。。
ストーリーの多くは、企業の立ち上げと成長に充てられており、正直、思ったほど仲間割れはおこらず、
会社の存続の危機というより、ラブストーリー作品だった感じです。
ヒロインの思いで探しが、現在につながり、そこから将来、どうなっていくのか?ヒロインの選択は?というのがテーマだったのではないかと思います。
ドラマの結末に関しては、個人的には納得感がありませんでした。
しかも、あろうことか、最終回の放送まで4話を残して、撮影が終了したらしく、
撮影終了後の2ショットということで、SNSにドラマのヒロインと俳優のツーショット写真がインスタグラムに公開され、
ドラマを観るまでもなく、ラストが何となく想像がつく状況に。。。
そんな出来事がありながらも、最後はどんでん返しが起こるかも、いや、起こってほしいとの願いを持つようなあり様。
結果として、ひそかな期待も、打ち砕かれることになりました。
さらに、14話で、三角関係を構成していた男性が、もう一人の男性に対して、恋人のふりをするという嘘をついた事から、
勝敗が決定的に。
それ以降は、本当に韓国の恋愛ドラマのダメなパターン(個人的に、胃もたれしそうなパターン)に陥っていきます。
ドラマを観て、自分がどういった視点で見ているのかを、意識させられる作品ではありました。
ドラマである以上、登場するキャストの性格を第三者として観察することになります。
ヒロインが男性を選択する際に、なんでそっちかなぁ~なんて気持ちが湧きあがってきました。
相手の気持ちを考えて行動している男と、自分の気持ちだけで突っ走る男を比べれば、
どう考えても、そっちじゃないでしょう…と思ってしまった。
日本と韓国の文化の違いなのか、それとも男女の指向の違いなのか、
ちょっと同意しづらい結末でした。
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