テレビドラマ『愛の不時着』

ドラマ

軍服を着たドラマ紹介ポスター、昭和のメロドラマを思わせるタイトル。
北朝鮮と南朝鮮を題材にしているだけで、既に重そう…そんな印象でした。初めは。

冒頭では、
「登場する人物 団体の名称は
全て架空のものです」
が必ず表示される。

そんな前置きがありつつも、結局ドラマの中では
北朝鮮とか言っちゃうあたり、どうなんでしょう?

 

 
 

 
 

 

1 ドラマ情報

 
 

タイトル: 愛の不時着
사랑의 불시착
Crash Landing on You
出演:

ヒョンビン
ソン・イェジン
ソ・ジヘ ほか

放送期間:
放送時間:
製作: ---
公式サイト: ---
主題歌: 「偶然のような運命(But it’s Destiny)우연인 듯 운명」 10cm
原作: ---
 
 

 
 

 
 

 

2 予告

 

 

 

 
 

 
 

3 あらすじ

 

 

会社の代表を務めるユン・セリは、父親が務めるクィーンズグループの後継者に指名される。
兄弟たちの嫉妬の眼差しを無視して、セリはその申し出を受ける。

セリは権力を手に入れても、室長が止めるのも聞かずに、
自身でパラグライダーを使ったスポーツウェアのテストに挑もうとしていた。

当初、順調と思われた飛行テストであったが、
目の前には、物を巻き上げる大きな竜巻が接近していた。

 

セリが意識を取り戻した時、彼女はジャングルの中の木に引っかかり、
身動きが取れない状態だった。
宙吊りになったセリは、無線で必死に呼びかけるが応答は無い。

そんなセリの姿を見上げる軍服の男の姿が。。。

 

 
 

 
 

 

4 感想

 

 

冒頭で、北朝鮮と南朝鮮の緊迫感が漂う舞台でありながら、
物語が進むにつれて、その緊迫感はどこに。

実を知れない人々を、ある種、コミカルに描き上げています。

不時着して、帰国できるかの不安を抱えながらも、
根底にある負けん気の強さから、本当であれば、
従わざるを得ない状況であっても、
相手の弱みを握って、自分に協力させるところはなかなかの見所です。

関わることになる北朝鮮人民軍第5中隊の人々は、
隊長に忠誠を誓いながらも個性的です。

特に、ユン・セリと一見、仲の悪いピョ・チス曹長がいい役を演じています。

本来、行き来が困難な国にあり、自分の身を守る為に必死さと相反して、
一種、間の抜けたやり取りと、肝心な時に見せるシリアスさのギャップが、
魅力的なドラマでした。

南朝鮮へ行ったことが無い北朝鮮の人が見た韓国の印象も、
少々オーバーではありながらも、あながち否定できそうに無い表現だったと思います。

南朝鮮のドラマを盗み見ていたキム・ジュモクが語った、
南朝鮮のドラマはよく記憶を失なうという、
今のドラマのトレンドを揶揄した言葉のやり取りであるとか、
盗聴されている方はドラマの話をしているだけなのに、
盗聴する方は、何か重要なことを暗号にしていると勘違いするとか、
笑わずにはいられません。

このドラマは、画一的にストーリーが語られるような、
これまでのドラマとは少し違っているように思います。

今までのドラマで見たことがない表現として、
1話終わるごとに、その回のストーリーでは表現されなかった裏ストーリーが、
次回予告の前に差し込まれます。

この表現が、ある意味想像しやすいエンディングに対して、
思い出探しをしているかのような感覚を与えてくれます。

 

 

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