映画『あの頃、君を追いかけた』(那些年,我們一起追的女孩)
2011年公開の台湾映画。
ギデンズ・コーの自伝小説を自ら映画化し、台湾、香港で大ヒットした青春恋愛ラブストーリー。
青春は恥と後悔と初恋で作られる。
2018年公開の日本リメイク版は、こちら
1 映画情報
原題: 那些年,我們一起追的女孩、You Are the Apple of My Eye
出演: 柯震東(クー・チェンドン)、ミシェル・チェン(陳妍希) ほか
公開日: 2013年9月14日(日本)
上映時間: 110分
監督: ギデンズ・コー(九把刀)
配給: ザジフィルムズ、マクザム、Mirovision
主題歌: 那些年(胡夏)
2 あらすじ
1994年、台湾中西部の彰化。
高校生のコートンは、いつもくだらないイタズラをしては担任を困らせていた。
ある日、大きな問題を起こしたコートンは、担任の教師から席の移動を命じられ、
チアイーの前の席に座ることになる。
学校一の優等生であったチアイーは、コートンの監視役を命じられ、
事あるごとに注意をしていたが、コートンの生活態度は変わることはなかった。
そんなある日、朝から不機嫌さを隠すこともなく教室へ入ってきた教師の授業で、
チアイーは珍しく教科書を忘れてしまう。
コートンは、慌てているチアイーをいい気味と感じながらも、
教科書を忘れたことを申し出ようとしたチアイーに教科書を渡し、
代わりに自分が教科書を忘れたと名乗り出る。
その日から、お互いの関係にも変化が。。。
予告
3 感想
この映画は、台湾では2011年に公開されました。
日本では、2013年の秋に公開されました。
2013年の夏。たまたま台湾の桃園駅でやっていた桃園電影節のイベントで、
劉以豪が登場する直前に、女性が歌っていて、すごく耳に残る曲だったことを覚えています。
なんで、2年前の映画のテーマ曲が歌われていたのかは分かりません。
この時、前日に鹿港での街歩きをしたのですが、その直前に、彰化の扇形車庫にも立ち寄っていて、
後で見返した写真にも、ロケ地が写ってました。
少なからず、この映画には縁を感じずにはいられませんでした。
印象的な音楽に惹かれてか、その後、何度となくこの映画を観返しています。
記憶に残り続けるいい映画であるとは思うのですが、
序盤は下ネタまじりのストーリーが印象的です。
この表現は、男子高校生の青春期としては普通ぽいと思いますけど、
観る人すべてが同じように理解してくれる訳ではないということもあります。
問題のシーンは、中国での公開ではカットになったと聞いています。
(それはそれで、話がなりたったんでしょうか???)
1990年代と言えば、哈日族(ハーリーズ)という言葉生まれるちょっと前だと思います。
既に日本文化が入りつつあった台湾で、日本の若者と同じように、
スラムダンクやポニーテルに夢中になった若者たちの物語です。
国は違えど、青春期の不器用さと、一途に思い続けた思いの強さ、
ふたりが過ごした日々の回顧は、観た人それぞれにも何かを残すこと間違いなしです。
エンディングロールに向けたラスト10分と、エンディングロールは必ず観て欲しいです。
さて、みなさんは、この映画の “ラスト” をどう感じるでしょうか?
4 雑記
さて、この映画のヒロインですが、どこかで観たことあるなぁ~と思ったら、
「君につづく道」のノンシェ役の陳妍希(ミシェル・チェン)でした。
目ぢからの強い女優さんで、印象が強かったです。
2016年に中国の俳優さんと結婚されましたね。
お幸せに。
5 ロケ地
中華陸橋 … 主人公が学校に通った道
精誠高級中學 … 撮影の舞台となった学校
阿璋肉圓 … 主人公たちが肉圓を食べていた店
美光理髮廳 … 柯景騰が丸坊主にした理髪店
平渓老街 … 柯景騰と沈佳宜がデートした平渓
TM COFFEE … ラストシーンで、柯景騰が、小説を書いたカフェ
6 グッズ
パンフレット
台湾版DVD
日本版Blu-ray
CD
楽譜(ピアノ)
「あの頃、君を追いかけた」が、日本でリメイクされます。
公開は、2018年10月5日(金)です。
台湾版の映画を知っている人たちは、少なからず、
この映画の世界観を壊さないで欲しいと願っていると思います。
主演は、山田裕貴さんと齋藤飛鳥さんです。
どんな映画になっているのか、観てこようと思います。
コメント
[…] 「あの頃、君を追いかけた」で、相手に幼稚とか、馬鹿とかを言う役柄でしたが、 […]
[…] その後、知ったことですが、 彰化は、2011年公開の台湾映画「あの頃、君を追いかけた」の舞台でした。 […]
[…] 台湾版は、こちら […]