他人のスマートフォンの画面が、目の前に映像化して見られるようになった主人公が、
その力を使用して、人が抱える悩みを解決する手伝いをしていく。と思いきや、最後は完全にコメディー。
折茂圭太(おりもけいた):伊藤淳史
アパレル会社エグザルトンの総務で働く。光を見た後から、他人のスマホが見えるようになる。
石野柳子(いしのりゅうこ):新川優愛
エグザルトンで働くパタンナー。社長に恨みを持っていて、仕返しするために折茂に協力を依頼する。
安田部々香(やすだぶぶか):安藤なつ
石野柳子の同僚。
黒部仁(くろべじん):岸谷五朗
アパレル会社エグザルトンの社長。
公式サイト(相関図): http://www.ytv.co.jp/smahoman/chart/
アパレル会社の総務部で働く折茂圭太は、リストラ候補であることを告げられたその夜、公園で光見る。
折茂圭太は目覚め、会社へ出社すると、いつもとは違う光景が目に入った。
行きかう人が持つスマートフォンの画面が、視界に入ってくるのだった。
折茂圭太は、何が起こっているのか理解できない。
そんなとき、同じ会社で働く石野柳子が現れ、折茂自信がスマホ人間であることを伝える。
石野柳子は、アパレル会社エグザルトンで働く、パターンナーだった。
彼女は、社長の黒部に恨みを持っていて、復讐の機会をうかがっていた。
黒部の弱点を探るために、折茂のスマホ人間としての力を使って、情報を集めようとする。
折茂は、秘密にしていたケビン(腕に生えた毛)のことを黙っている代わりに、協力させたれることになる。
調査をおこなう中で、折茂は目に入ってくる人々のスマートフォンの情報から、
人々が抱える悩みの手助けをせずにいられない。
石野柳子は、思い通りに計画が進まないことに苛立ちながらも、折茂の人助けを手伝わずにいられない。
ある日、スマホ人間を取り巻く環境に変化が訪れる。
様子がおかしいと噂されていた林家ぺーや、折茂と石野の前に現れたスマホ人間が、消息不明となった。
会社内での立場が変化したある日、折茂はとうとう、黒部が会社の金を横領している手がかりをつかむ。
そのことを知った同期の桝本は、クーデターを起こし社長を追い出すことをたくらんでおり、情報を欲しがる。
折茂は、そんな桝本のやりかたに同意できず、情報の提供を拒むが、盗まれてしまう。
取締役会の日、その情報を使って、桝本が社長の解任を申請するが、
根回ししておいた取締役に裏切られ、反対に追い出されることに。
裏をかいた黒部は有頂天となり、奇妙な踊りをしているところを安田部々香に目撃される。
そんな黒部の様子から、折茂と石野は、黒部がスマホ人間ではないかと疑い始める。
この頃のドラマって、タイトルつけていないドラマ多いですね。
(1)リストラ
リストラ対象者であることを告げられた夜、折茂圭太は光に包まれる。
その後、他人のスマートフォンの画面が映像化して見られるようになってしまう。
同じ部署メンバーのスマートフォンが見えるようになったことから、
メンバーが自分をリストラに追い込もうとしているのを知ってしまう。
(2)柳子の復讐
大学時代に立ち上げたブランドを、エグザルトンの黒部に取り上げられたという。
柳子は、ケビン(折茂が大事にしている腕の毛)のことを内緒にすることと引き換えに、
折茂に協力するように依頼する。
(3)後輩との再会
ある日、後輩の相馬美羽(相楽樹)と再会する。
彼女は、昔の雰囲気からから変わってしまっていた。
折茂は、相馬が複数の男性と付き合っていることを知ってしまい、
昔の彼女に戻してあげたいと考えるようになる。
(4)スマホ人間であることの口止め
折茂は、安田部々香にスマホ人間であることがバレてしまう。
口止め料の代わりに、本吉佳蓮(秋元才加)のサインを要求する。
しかし、本吉は周りを寄せ付けない。
(5)パワハラ
販売店舗内で、パワハラの疑いが持ち上がり、
折茂に調査の指示がくだる。
(6)秘書の交代
社長の方針で、秘書は3年で交代することになっている。
現在の秘書の藤木はそんな習慣を、自分が変えられると考えていたが、
社長の態度があからさまに冷たくなる。
(7)クーデター
折茂の同期で出世頭の桝本が、社長を追い出そうとクーデターを企てる。
(8)SPMB、PSJ
最終回で明かされる。
公式サイト(ストーリー):http://www.ytv.co.jp/smahoman/story/
タイトルを聞いた時点で、大滑りする予感を感じていましたが、
始まってみると、主人公が、その人の良さから他人の問題を解決していくという、
到底タイトルからは想像できない展開を見せました。
このあたりって、制作側にしても挑戦だと思います。
ドラマは初め観ないと、その後、観る確率は下がってしまいますから。
ただ、ある程度パターンを刷り込ませてから、そのまま行くかと思いきや、
最終回は、まったく別のドラマになってしまいました。。。
できれば、普通回のストーリーを少なくしても、もう少し深堀しても良かったのでは・・・単に、個人的な期待ですけど。
特に気なった点がいくつか。
(1)林家ぺーの失踪
速報で流れるくらいのニュースなのに、その後の扱いが雑。
(2)SPMB(スマホマンブラザーズ)
この部分は、完全にコメディー。これまでのストーリーをどうしてくれる。。。
(3)PSJ
ぽえむ、しゅうこ、じゅん。デザイナーにしては、センスが・・・。
(4)正義の味方
ヒーローにレッドがいない。
ブルーとピンク、ブラック。ヒーローの色じゃねぇ・・・
ちなみに、ピンクは、誕生日しか当てられない・・・完全に落ち狙い?
最終回は、完全に笑いを取りに行ってる感が。
こんなことに、毎月3000万もつかっている。。。ホント、平和です。
社長なんだから、働いてください。
さて、最後に、私の勘違いかもしれませんが、
第1話で、石野柳子の回想で「返してください」って社長に言っているシーンがあったのに、
最終話で、デザインを盗まれたこと自体が嘘ということを打ち明けてます。
脚本ミスってない?
全体としてドラマは、面白かったのです。
ただ、広げた伏線が、最終回で一気にチープになってしまった感が否めない。。。
夜中に何も考えずに観る分には、非常に楽しめるドラマでした。
それを、ブログで説明しようとしている方が間違い・・・。