私が嫁いだ先は、摩訶不思議な町でした。
満足度
1 映画情報
原題: | DESTINY 鎌倉ものがたり |
出演: | 堺雅人 高畑充希 堤真一 安藤サクラ 田中泯 中村玉緒 市川実日子 ムロツヨシ 要潤 大倉孝二 神戸浩 國村隼 古田新太 鶴田真由 薬師丸ひろ子 吉行和子 橋爪功 三浦友和 ほか |
公開日: | 2017年12月9日 |
上映時間: | 129分 |
監督: | 山崎貴 |
配給: | 東宝 |
公式サイト: | http://kamakura-movie.jp/ |
主題歌: | 宇多田ヒカル「あなた」 |
原作: | 西岸良平「鎌倉ものがたり」 |
2 予告
3 あらすじ
鎌倉に住む作家の一色正和のもとに、年の離れた亜紀子が嫁いでくる。
亜紀子は、鎌倉では当たり前とされている日々起こる奇々怪々な妖怪たちとの生活に戸惑っていた。
ある日、資産家が殺害された事件の調査を、夫の正和が協力することになる。
4 感想
ありそうでない、魔物や妖怪が人間と共存する世界。
観る前から、非常に警戒心でいっぱいでした。
この手の映画は、その世界に没入できなければ、非常に滑稽なイメージを与えて、
良い感想へはたどり着かないから。
その点、冒頭から十分に時間をかけて、徐々に、その存在の違和感を感じさせることなく、
この世界では、それが当たり前という認識を持つことができ、
2時間たっぷりと、ファンタジックな世界に没入することができました。
本映画の予告でも、高畑充希さんの表情が印象的なつくりになっていて、
「ある意味」、それに目当てで観に来ている人が多いんじゃないかと勝手に思っていました。
実際のところは分かりませんけど、映画館では高校生、大学生は少なかったと思います。
その反面、年配のおじいさん、おばあさんが多くって、やっぱりNHKの影響なんでしょうか。
既に公開中の「泥棒役者」でも、主人公の恋人役をやっていて、
本当に引っ張りだこの女優さんですね。
目の印象が強く、映画の雰囲気を大きく左右する役割を担っていると思います。
公開前から、予告や宣伝でアナウンスされているとおり、
「やさしい」気持ちになれるというのは、全くその通りで、
一途というのが、昔の言葉であるかのように、この映画では思い出させてくれます。
観ているときの印象では、「次どうなる?」というような先回りして気を回すことなく、
今起こっていることを、楽しむことができる映画でした。
日頃、イライラしている方は、この映画で、日常を忘れてみてはどうでしょうか。
あと、「今頃かよ」と言われるかもしれませんが、
この映画を観ていて気付いたことは、不思議な世界観って、あり得ないものを見た時に、
それが成り立っていることを感じることなんだな、って、思いました。
予告でも空中を走る電車が出ているので、話をしてもいいと思うのですが、
これって、力学的には非現実的なんですけど、それが成り立っていることを目の当たりに
することで、不思議な世界観を感じてるんだなって、強く感じました。
5 メモ
しかし、2017/12/10(日)の「林先生が驚く初耳学! 」にゲスト出演したときの
映画告知って、なんで、あんなにたどたどしかったんですかね・・・。