満足度
庶民 VS お上!
“知恵”と“勇気”と“我慢”の銭戦(ゼニバトル)が今、はじまるー。
原題: | 殿、利息でござる! |
出演: | 阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 羽生結弦 松田龍平 草笛光子 山崎努 ほか |
公開日: | 2016年5月14日 |
上映時間: | 129分 |
監督: | 中村義洋 |
配給: | 松竹 |
公式サイト: | http://tono-gozaru.jp/ |
主題歌: | |
原作: |
財政難の仙台藩では、百姓や町人に重い税が課され、夜逃げが相次いでいた。
町の将来を心配する穀田屋十三郎(こくだや じゅうざぶろう)は、
町の知恵者の菅原屋篤平治(すがわらや とくへいじ)が口走った藩にお金を貸して、利息を取るという
奇想天外な話を真に受けて、実現しようと奔走する。
映画「超高速!参勤交代」と似た雰囲気を感じて映画館には観に行かなった映画です。
この度、とうとう観ました。
そしたら、
全然想像していたのと違う・・・
コメディかと思っていたら、すごい人情話でした。
映画を観た後、Webの公式サイトを見ると、そこから受ける印象は全く違いますね。
映画の実際の中身と、コマーシャル部分にギャップがあり過ぎです。
Webとしては内容が良くできています。
明るくて、楽しそうな映画。観に行ったら笑わせてもらえるんだろうな。なんて。
でも、実際は、メッチャいい話でした。
いつも思うのが、予告やコマーシャルで植え付けられたイメージと、
本編のギャップ。
一度、植え付けられたイメージから外れた内容だと、
期待が裏切られたという感じになるのは非常に残念です。
「痛快歴史エンターテインメント超大作」なんてキャッチーな感じですけど、ちょっと違う気がする。
貧困にあえぐ宿場町。
映画の印象は暗いです。
ポスターの印象からして違いますね。
なんの情報もなしに観始めたので、誰が主人公かもよく分かりません。
初めに出てきたおじいさん?
直訴しようとした穀田屋十三郎?
それを止めようとした菅原屋篤平治?
誰を視点に観ればいいのかと、混乱します。
落ち着いて、土台となる背景を理解しましょう。
中盤のお金集めは、意外とトントン拍子に話がまとまる印象ですが、
見栄っ張りな町人たちのやり取りを楽しみます。
そして、終盤で、いろいろなことが分かってきます。
総合的に、笑いの部分は薄く、派手な演出もなく、落ち着いた感じの映画でした。
ただ、実話がベースになっているとのことで、
最後の演出は良かったです。
実際にある土地ということで、現地を訪れるのも楽しそうですね。