Apple TV+ で配信されているこのドラマは、
モサドのハッカーが、イランの原子炉を爆破するために、
テヘランへと潜入するところから話が始まります。
見たことのないエキゾチックな雰囲気の街並みの中で
繰り広げれるストーリーは、次の展開を楽しみながら視聴する事ができました。
ただ、このドラマが単純に楽しめたというかと、そうでないのが残念で、
工作員が目的に向けて実行したプランを、次から次へと失敗してしまいます。
このことは、ストーリーとしては問題はないのですが、
失敗する印象が強く残る中、本部は失敗した工作員を国外に出すという約束については、
なぜか律儀に守ろうとする様に見えます。
(この部分はドラマの作りで、別の意図があるにもかかわらず、それを私が認識できていないだけなのかも知れませんが)
昨日、SEASON2のエピソード8が公開されました。
SEASON2の完結を迎えた訳ですが、
工作員ダメ過ぎ、描きたかったのは、未熟な工作員が追い詰められるところ
だったのでしょうか?
上手くいく印象が希薄で、今回も失敗しそう、という予感が強くなることと、
イケてない工作員が失敗を繰り返しているのに、
何度も作戦を任せようとする本部の判断は、
シリアスな雰囲気の割に、一歩引いて俯瞰的に考えると何を見せられているんだろうと思ってしまいました。
潜入活動の実際がどんなものかも分からないので、もしかしたら、
見る人が見ればリアリティのあるドラマあのかもしれません。
非常に細かいプロットで進行していくドラマなので、
その世界観を時間をかけて楽しむことができる
良いドラマになりそうな予感を感じていたのですが、
ちょっと期待したのとは違ったかなぁ〜。