ドラマ『過保護のカホコ』(まとめ)

ドラマ

これでもかというほどの過保護な家庭環境を目の当たりにし、
胸やけがして観るのを止めようかと思いましたが、
最後まで見終えたことで、不思議と幸せ感が得られるドラマになりました。
高畑充希さんが、こんなに可愛い人だとは思いませんでした。。。

 

 

 

 

 

1 主な登場人物

根本加穂子(高畑充希)
ドラマの主人公。子供のころから家族に可愛がられ、それが当たり前だと思っている。
大学で出会った麦野初(竹内涼真)に出会ったことで、親離れを決意する。

根本正高(時任三郎)
加穂子の父親。周りを冷静に観察し、その中で空気を読み、物事を丸く収めようとする。
唯一、ドラマの中で心の声が聞こえてしまう人物。

根本泉(黒木瞳)
加穂子の母親。加穂子のことには口を出さずにいられない。
限られた地域では強気でリーダーシップを発揮するが、そこを外れた地域では急におとなしくなる。

麦野初(竹内涼真)
身寄りがなく、家族から溺愛されている加穂子に対して強くあたる。
世間知らずの加穂子にアルバイトを押し付けるが、純粋にこなしてしまった加穂子が気になって仕方がない。

 

相関図: http://www.ntv.co.jp/kahogo-kahoko/chart/index.html

 

 

2 結局どんなドラマだったのか?

 

子供のころから過保護に育った加穂子は、母親の泉がすべて身の回りのことをやってくれるので、
自分では何もできない。

ある日、大学で麦野初と出会い、自分で何かをしたいという気持ちが芽生える。
麦野初も、加穂子に絵を褒められ、行き詰っていた創作活動に意欲を燃やす。

一方、加穂子の親戚でも次から次へと問題が起こる。
加穂子は、人を幸せにするために奔走しつつ、麦野初との関係が深まっていく。

 

 

公式サイト:http://www.ntv.co.jp/kahogo-kahoko/

 

 

 

 

3 ドラマのポイント

 

1.これまでの根本家
加穂子は、家族親戚からお姫様のように扱われている。
家庭内の父親の威厳は無く、夕食後毎日、加穂子の子供の頃のビデオを観ることが日課になっている。
家庭内では、父親の正高だけが過保護であることを認識している。

 

2.麦野初との出会い
世間のことを知らない加穂子に、自分あるバイトを手伝わせる。
そのことで、加穂子は、人を幸せにするために仕事をしたいと思うようになる。

 

3.糸の怪我
親戚の糸は、チェロコンクールでの優勝を期待されていた。
だが、コンクール本番で手首を痛めてしまい、チェロ奏者への道が閉ざされ、自暴自棄となる。
そんな糸を加穂子は放っておくことができない。

 

4.親離れ
家族の問題に向き合う中で、相談に乗ってくれる麦野初との関係は深まっていった。
だが、母親の泉は娘を取られてしまうと考え、快く思ってはいない。
説得を心見ようとする加穂子は、母親に頼らないことを宣言する。

 

5.並木家の姉妹たち
長女の泉、次女の環、三女の節は、それぞれ家庭内にトラブルを抱え、実家に戻っていた。
並木家では、母親の初代を囲んで昔の話に花が咲いた。
そこへ夫たちが集まってくる。

 

6.ばあばあの死
並木初代は、病を抱えていた。たまたま、そのことを加穂子に知られてしまい、
口止めをする。初代の病のことを言えない加穂子は、初代を喜ばせる為に、
奔走するが、皆勝手なことをいい、家族はバラバラになってしまう。

 

7.結婚
急転直下、最終回で結婚に話が進む。
じいじいが、ケーキをひっくり返したことから、ドレスや料理が滅茶苦茶になる。

父親の正高は、見かねて妻の泉に助けを求めるが、結婚式を快く思わず納得できない。
しかし、結婚式を急ぎ、この日にこだわった理由を聞いた泉は、
自分自身で出ることのなかった地域から出ていくことを決意する。

 

 

 

 

4 感想

 

ライトがよく当たって、非常に明るいシーンの多いドラマだったという感想です。
子供のまま大人になった加穂子が、急に成長していきます。

ストーリーを通して、人を幸せにしたいという一点に向かうまっすぐな姿勢は、
ドラマの中で大きなどんでん返しは無くても、毎週裏切られることのない期待通りのパターンで、
見ていて力をもらえるドラマだった言えるのではないでしょうか。

 

以前、高畑充希さんが出ていたドラマでは、不幸な感じの役を演じていましたが、
こんな役柄も演じられるんですね。

成長途中でいろいろ考えるけど、自分の言葉では、まだ、
うまく表現できないこんな役柄って、難しいと思いませんか?

子供っぽい部分に見えるしかめっ面を、毎週楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。
今回のドラマでは、高畑充希さんの当たり役でした。
年齢的なところもあると思いますが、可愛くとも、奇麗とも取れるベストタイミングでの
ドラマ出演だったと思います。

 

最後に、時任三郎さんにとっても、このドラマはこれまでのものと違っていたと思います。
いつも、あまり笑わないですもんね。

 

 

5 関連記事

 

早速、ドラマのブルーレイ、DVDが発売されます。
2018/1/24発売予定。

随分、先ですね。

 

 

 

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