原題: 帝一の國
出演: 菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎 ほか
公開日: 2017年4月29日
上映時間: 118分
監督: 永井聡
配給: 東宝
赤場帝一は、政治家の父親から影響を受け、
将来、政界入りし総理大臣になることを目指している。
中高一貫の海帝高校で、生徒会会長になることで、
政界では絶大な影響力を持つ派閥に入ることが、
総理大臣になるための近道になるからだった。
全ては、海帝高校 で生徒会会長になるために。
まずは、次期生徒会長になる派閥に属する必要があった。
候補者の中で有力株の氷室ローランドの派閥に属するが、
親同士が犬猿の仲であることを知る。
漫画の内容を知らない状態で観に行きました。
知識が無い状態では、結局、生徒会会長になって、めでたしというストーリーになると
想像していましたが、結局、その想像は裏切られることになります。
映画の結末を想像しながら観ることは当たり前ですが、
監督が見せたかったのは、勝ち負けというポイントでは無かったことに気づかされます。
この映画は、終始、笑いの要素が組み込まれています。
感動というキーワードは薄いですが、ラストは心地良いものでした。
現実的な感覚はありませんが、何も考えず、ただ楽しむには最適な映画でした。
事あるごとに、ちょっかいを出してくる野村周平さんが演じる東郷菊馬が、
憎めない悪役です。全然強そうに見えない。
自分の役を好む好まざるに関係なく、映画の中での役割を果して、
演じ切る姿は、プロだなと思いました。
また、ヒロインとして登場する永野芽郁さん(白鳥美美子 役)は、
夜に密会(思いっきり家の前で糸電話してる・・・)のシーンで現れます。
エンディングロールは良かったです。
しゃべり方というか、声というか、なんとも言えない、いい感じを醸し出していますね。
今となっては、欠かすことのできない女優さんですね。
「俺物語!!」でヒロインを演じて以降、「ひるなかの流星」、「PARKS パークス」、「帝一の國 」、「ピーチガール」などに出演されています。
特に、「ピーチガール」は期待です。
満足度