1 映画情報
原題: | 怒り |
出演: | 渡辺謙 森山未來 松山ケンイチ 綾野剛 広瀬すず ピエール瀧 三浦貴大 佐久本宝 高畑充希 原日出子 池脇千鶴 宮崎あおい 妻夫木聡 ほか |
公開日: | 2016年9月17日 |
上映時間: | 142分 |
監督: | 李相日 |
配給: | 東宝 |
公式サイト: | ――――― |
主題歌: | ――――― |
原作: | 吉田修一『怒り』 |
2 予告
掲載なし
3 あらすじ
住宅街で凄惨な殺人事件が発生した。捜査は難航し、犯人は捕まえることができない。
月日は経ち1年後、現場から離れた3つのの場所で、指名手配されている犯人と似た人物が。。。
関りをもった周囲の人たちは、信じたいと思いながらも、疑いを拭うことができない。
犯人に似た人物を軸に、人々の思いが交錯しながら、エンディングへと向かっていく。
4 感想
映画って、エンターテイメントだと思っていました。
この映画は、最後の結末を知っても、後味の悪さを残す作品でした。
純粋に楽しめる作品とは違い、終わった後も、何かが引っかかった感覚を残します。
単純に、ストーリーを楽しむとか、スリルを楽しむとか、なぞ解きを楽しむとか、
これまで感じた感覚ではない映画です。
私は、原作を読んではいません。
ストーリーの構成としては、同時進行で3つの人間関係が描かれていきます。
初めの頃は、これら3つの話がつながってくるのかと思っていました。
結局、そうならないのですが。
お客さんは、みんな犯人が誰なのかを考えながら、映画を観ることになると思います。
それぞれが抱える背景が、段々はっきりしてきて、犯人を知ることになりますが、
本当に、最後の最後で、ミスリードを誘うような演出があります。
ここが見せどころなのかと思っていると、最後は、後味の悪さを感じることになり、
監督が伝えたかったことが、これだったのかということを知ることになります。
映画として好む好まざるが分かれる作品ですが、
面白い作りだと感じました。
そういえば、タイトルも覚えていませんが、子供の頃に観た映画で、
バッドエンドな映画がありました。
田舎から出稼ぎに都会へ出て、里帰りする道中でいろいろな出来事がおこります。
苦労して戻った村には、家族はおらず、フィアンセも別の男性と結婚していた。。。
というところで、終わっちゃうんですね。
中東あたりの映画だったと思います。
人生、基本そんなもんだよね。