1　ドラマ情報

2　あらすじ

(1)アンナチュラル

　UDIラボ（不自然死救命研究所）では、日々、運び込まれる不自然な死の原因調査がおこなわれている。
　メンバーは、家族を一酸化中毒で亡くした三澄ミコト、赤い金魚の調査に取りつかれた中堂系、
　雑誌の記事を書いていることを秘密にしている久部六郎と、秘密がある面々。
　事件と並行して、彼らの秘密も明らかになっていく。

(2)インハンド
　変人科学者の紐倉哲は、巨大な植物園を買い上げ研究所として、寄生虫の研究をしていた。
　そんな紐倉のもとに、内閣官房サイエンス・メディカル対策室から、協力の依頼を受ける。
　自由気ままに研究をしたい紐倉だったが、海外への出国禁止の解除を条件に、
　持ち込まれた調査の協力をおこなうことになる。

3　人間相関図

(1)アンナチュラル（TBSオフィシャルサイト引用）

(2)インハンド（TBSオフィシャルサイト引用）

「アンナチュラル」は、登場する人物たちが、それぞれが抱える背景がストーリーに色濃く反映されましたが、
インハンドは、主人公の背景を中心にストーリー展開しました。

4　ストーリーについて

アンナチュラルもインハンドも、各回ごとに問題解決していきますが、
全話を通したストーリーの主軸は、
アンナチュラルは、主人公ではなく中堂系が重要な鍵をにぎっていました。
ストーリーに組み込まれた多くのイベントでストーリー自体を楽しむとともに、
石原さとみさんのイメージ戦略により、大成功したドラマだと思います。

インハンドは、主人公の紐倉哲自身にまつわるものです。
山下智久さんを前面に出して、取り巻くメンバーたちとのやり取り楽しむ
ことができるドラマでしたが、ストーリーが弱かった様に感じます。

5　視聴率

第2話の視聴率が、第1話より上がるか、下がるかで、大きな違いがあります。

インハンドは、序盤では盛り返すことができず、下降傾向にありました。
1話ごとにストーリーが完結し、一向に、紐倉の謎に触れない期間が、
視聴者離れになった可能性があります。
中盤から第9話までは、ストーリーに大きな変化は見られませんでしたが、
最終回に向けた3話で、大きなイベントが仕込まれました。

アンナチュラルは、第2話で、主人公のミコトが危機にさらされ、
視聴率を積み上げたと思われます。
ただ、第3話では、検事とのやりとりが、本来のドラマの世界観からは
ズレたものに感じたのかもしれません。
ただし、第3話の終盤では、それまでと同様に、状況をひっくり返すパターンが
印象付けられたのではないかと思います。
最低視聴率となった第5話は、それまでの雰囲気とは変わって、
決定的なチーム崩壊をうかがわせました。
ただ、中堂系の秘密に着手したとこから、後半の視聴率上昇へ
つながったと思われます。

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