さて、4月スタートのドラマも3週目を超えて、おおよその方向性も出てきているので、
撮りためたドラマを、まとめて観てみることにしました。
1 はじめに
テレビ局から提供されるタイムテーブルに沿って、決まった時間にテレビの前に座ることは、
ほぼ困難な状況になっています。
それでも、良いものは見逃したくないという思いもあり、
TB単位(テラバイト単位)の録画番組をハードディスクにため込むことになっています。
結局、観ずに埋もれてしまうものもありますが、連休を活用して、いくつかを観てみました。
2 コンフィデンスマンJP
まず、長澤まさみさんの豪快な笑い声が印象的な予告編です。
3人の詐欺師が手を組みながら、一筋縄にはいかないターゲットから、お金を引き出そうと騙し合いを繰り広げます。
3人の詐欺師は、以下の通りです。
ダー子(長澤まさみ)・・・3人の中でリーダー的な存在です。詐欺師仲間の間では、アイドル的な扱いを受けています。
ボクちゃん(東出昌大)・・・根っからの詐欺師というよりは、ダー子に引き込まれて、いいように利用されてしまいます。
リチャード(小日向文世)・・・ダー子の絶対的な協力者です。
4話まで観ましたが、いずれも1話完結のドラマになっています。
3人が騙すターゲットは、不正をしていたり、弱者を助けるためというポリシーはあります。
また、見事、目的を達成しても、それだけでは終わらない・・・。
まとめ視聴を開始した1話から、飛行機が飛んでいるときに扉を開けて、
ジェラルミンケースを投げ落とすというあり得ないシーンが出てきます。
これを観た時には、「これダメだ」と思いましたが、それ以上に、締めくくりの落ちに対しての期待感が大きく、
5話以降も観たいと感じました。
1話完結としつつも、3人の背景には謎があり、今後、そのあたりも明かされていくのではないでしょうか。
3人に加えて、協力者として登場する小手伸也さん演じる「五十嵐」も期待です。
コメディー感があるストーリー展開は、悪くないと思います。
公式サイト: https://www.fujitv.co.jp/confidenceman_jp/index.html
3 未解決の女 警視庁文書捜査官
怪我から復帰した波瑠さん演じる肉体派熱血刑事の矢代朋は、
「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に配属されます。
第6係は、倉庫番と揶揄されながらも、発生した事件と未解決事件をリンクさせ、
得た情報から2つの事件を解決していきます。
3話までは、1話完結のドラマになっています。
パターンも決まっていて、事件が起こって、それにまつわる過去の事件にフォーカスがあたり、
残された情報、特に文書から鈴木京香さん演じる鳴海理沙が、なぞ解きをおこない、
波瑠さん演じる矢代朋が行動するというもの。
Webの公式サイト上でも、波瑠さんが主演とされていますが、
なぞ解きをするのは、鈴木京香さん演じる鳴海理沙のため、一歩引いた主演という感じがします。
本ドラマに対しては、現在のところ、1クールを通しての、隠された秘密というものの存在が
感じられません。もしかしたら、矢代朋の怪我の理由か何かがあるのかもしれませんが。
さらに、1話完結型であるため、過去の事件がどういった経緯で、今回発生した事件に至ったのか、
という部分のなぞ解きを楽しむドラマなのかもしれません。
ただ、鳴海理沙が神がかりな能力で、いきなり核心に迫ってしまうため、
リアリティはありません。
波瑠さん観てるだけでも十分ですけど、ドラマとしての内容はちょっと評価しにくいです。
公式サイト: http://www.tv-asahi.co.jp/mikaiketsu/
4 花のち晴れ〜花男 Next Season〜
言わずと知れた、ドラマ「花より男子」の続編。
F4が卒業した英徳学園の10年後です。
「花より男子」のヒロイン・牧野つくしは、はじめから庶民の設定でしたが、
本ドラマの杉咲花さん演じる江戸川音は、父親が経営する会社が倒産したことから、
庶民になってしまいます。しかも、父親は漁船に乗っている設定です。(昭和的ですね)
江戸川音には、母親たちが決めた馳天馬という婚約者がいるが、
天馬の母親が亡くなったことから、その継母である馳利恵に、
結婚の条件として、18歳になるまで英徳学園に通うことを条件とされています。
3話までのストーリー展開としては、「花より男子」との違い感じられません。
1話ごとに、惹かれ合っていくパターンも、かなり似ています。
道明寺の立ち位置である神楽木晴ですが、権力はあるものの、非常にヘタレです。
花沢類の立ち位置は、成宮一茶なんでしょうか。
若干、馳天馬がその立ち位置にいる気がしないでもないですが。
3話までは、花男に似ていいる雰囲気を感じますが、
飯豊まりえさん演じる西留めぐみが、4話以降、どう絡んでくるのか楽しみです。
また、個人的には、バイト先の先輩を演じる木南晴夏さん演じる紺野亜里沙が、
どういったアシストをするのか楽しみです。
ドラマの流れとして、8割~9割 神楽木晴と、くっつくのだろうとは思いますけど、
3話までは、馳天馬の方が、よっぽどイイ男です。
原作読んだ人は知ってるんでしょうけど、私は知りませんので、
今後の経過を見守ります。
公式サイト: http://www.tbs.co.jp/hana_hare/
5 Missデビル 人事の悪魔・椿眞子
なんとなく、天海祐希さんが出演した「女王の教室」の雰囲気を思い出させる設定です。
菜々緒さん演じる椿眞子は、ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」の橘カラに次ぐ、
強烈キャラの様相を呈しています。
強烈な菜々緒さんのキャラが悪者を成敗するドラマかと思っていたら、
保険会社へ入社した新入社員の視点から、社内でリストラを行っていくドラマです。
エンディング曲が、非常に懐かしい安室奈美恵さんの「Body Feels Exit」です。
これは、ちょっと上がりますね。
1話では、40人いた新入社員を、研修で10人に絞り込み、
「ひどい仕打ちをするな」と思わせて、ちょっとスッキリする出来事が盛り込まれています。
2話から4話にかけては、社内の各部署へ新人研修として送り込まれた斉藤博史が、
椿眞子の指示で、リストラする人物を選定をさせられます。
各部署トラブルを抱えており、加害者と被害者がいます。
展開としては、加害者に見える人物だけでなく、被害者に見える人物も切られていくという流れになっています。
最終的には、切られた人が吹っ切れた感じを見せる演出になっていて、
若干の「いい話」感がでています。
非常にリアリティはありませんが、惹きつけられるものはあります。
それは何かというと、
・視点を変えさせて、新しい目標に目を向けさせる手法が、サスペンスドラマと似ている。
・殺人事件の起こらないなぞ解き番組を見せられているみたい。
・意味深な視線が、視聴者を惑わせる。
・限られた空間の中で、人を引き込む面白い取り組み。
・新入社員の気持ちに共感させておいて、視聴者の気持ち操作する。
・決めゼリフは、「あなたには、この会社を辞める権利があります」
1話から、ちょくちょく差し込まれるやり取りから、
保険会社の社長、会長、そして新入社員の斉藤博史の父親には関係があることが見て取れます。
また、椿眞子の記憶する炎に包まれた建物には、保険会社の会長と縣(アガタ)という男が絡んでいて、
その案件の担当は、現在の社長ということで、この人たちの関係性が明かされていくと思います。
4話目では、ドラマ自体の雰囲気が、若干、緊張感が取れたように感じました。
藤堂真冬役の白石聖さんは、感じがいい女優さんですね。(http://geiei.co.jp/talent/shiraishisei/)
公式サイト: http://www.ntv.co.jp/missdevil/
6 まとめ
ドラマの視聴に関しては、最初に述べたように、現在のライフスタイルに合ったものが、
望まれていると思います。
毎回、観られないことを前提とするのなら、1話完結。
リアルタイムに観てもらえなくても、私のように、まとめて観る場合は、
反対に、3話ぐらいまでで、ベースになる部分を組み立ててもえらえれば、
継続して観ようと感じると思います。
現在活用しているhuluが、すべてのテレビ局のドラマを用意してくれると
ありがたいのですが、TBSと日本テレビ以外は、なかなか増えない状況です。
個人的には、観たいものに自信がお金を払ってという方法でもいいとは思うのですが、
そうなったら、テレビドラマを観ることに時間を割く人って、
いなくなってしまうようにも感じます。
いっそうのこと、ドラマが流れているテレビの端っこに常時、CMを流しておくのも
一つの手かもしれないですね。
有料会員は、CM消せるみたいなことも出てくるかもしれません。
今回、3話~4話程度を、まとめて観ましたが、
「面白くない」なんてことは無いと思うんですけどね。
あとは、時間が取れるか?ということだと思います。
ちなみに、現在放送中のドラマで、個人的にチェックしているのは、以下の通りです。
1.コンフィデンスマンJP
2.崖っぷちホテル!
3.孤独のグルメSeason7
4.花のち晴れ〜花男 Next Season〜
5.半分、青い
6.Missデビル 人事の悪魔・椿眞子
7.未解決の女 警視庁文書捜査官
8.正義のセ
まだ、1話も観ていないものが、いくつかありますが、
ハードディスクの中で、埋もれちゃうかもしれませんね。