1 ドラマ情報
タイトル: | 土曜オリジナルドラマ「連続テレビドラマW 海に降る」 |
出演: | 有村架純 井上芳雄 板谷由夏 筒井道隆 高橋和也 石田卓也 水澤紳吾 時任三郎 西岡徳馬 平泉成 竹中直人 原田知世 遠藤憲一 ほか |
放送期間: | ― |
放送時間: | ― |
製作: | WOWOW ドリマックス・テレビジョン |
公式サイト: | http://www.wowow.co.jp/dramaw/umi/ |
音楽: | 稲本響 |
原作: | 朱野帰子「海に降る」(幻冬舎刊) |
2 予告
掲載ありません。
3 あらすじ
天谷深雪は、亡くなった父親の夢を受け継ぎ潜水調査船のパイロットを目指していた。
深雪が勤務するJAMSTEC(海洋研究開発機構)は、有人潜水調査船 しんかい6500(6K)を所有しており、
父親の天谷厚志は、この潜水船のパイロットだった。
深雪が幼い頃、父親の厚志は「深海の宇宙」についてよく語っていた。
ある日、JAMSTECの資源開発部門を増強するために、石堂将司(遠藤憲一)がやってくる。
研究より資源開発をかたくなに推し進める石堂と、研究の場を奪われていく研究員たちとの間いに亀裂が生じていく。
4 感想
有村架純さん大好きなので、無意味に褒めようと思えばできなくもありませんが、
あえて、思ったことを書きます。
ストーリーは、少女とその父親の思い出の水族館から始まる。
印象的なこのシーンから、これから始まるストーリーに期待させられる。
ドラマを観た人の評価は、その人が期待する展開と予想を裏切る展開のバランスだと思います。
ただ、それを大きく外れたからといって、そのドラマが悪いとかいうこともなく、たまたまその人に合わなかっただけのこと。。。
主人公の父親が亡くなっている事は、登場人物が語る言葉や回想シーンなどから、亡くなっている事はうかがい知れます。
この部分は結構重要で、深雪の父親は深海での潜水を終えた沖縄からの帰港途中で病死したことになっていますが、
私は、主人公の深雪がプールサイドで観た映像に出てくる人物が父親だと勘違いしていました。
その結果、作品の作り手の伝えようとする展開とは違うものを、想像してしまいました。
でも、この部分は、ストーリーのメインではありません。
そうは言いつつも、大きく間違った印象を受けた事に、違いはありません。
また、民間企業に勤める人は、少なからず私と同じ意見を持つのでは?と思うのだけれど、
研究者たちが、元の職場を取り戻すために、相手の弱点を調べて必死になってる姿が・・・、
まぁ、そうなるのかもしれないけど、もっと自分たちの状況に早く気づけよ、と思えなくはありません。
そして、国にとって必要な研究はあるんだろうけど、夢、夢、言ってる姿が、
単に税金使って、好きなことやってる風に感じました。
観ている方に、こんなこと感じさせてどうしたいのか。。。
最終話を見ているときは、ちょっと鬱陶しいなって思いました。
仮に、民間企業であっても、その会社の社員が夢を語って、成果を出せなかったら、
自分で会社たちあげて、夢追っかたらって思う社長もいるでしょうね。
観ている側の視点を、別の意味でミスリードしている様にしか感じません。
極めつけは、見学会で深雪が熱弁するシーン。
このドラマの最大の盛り上がりだとは思うのですけど、不思議な雰囲気でしたね。
「あたし、深海の宇宙を見たいです。」イントネーションが微妙。
さらに、子供に対して、いきなり大人言葉で語り出してしまうところが、どうなんだろう?とは思いました。
この見学会がきっかけで、深海に再び行けることになったら、急に、一致団結して、必死になってる姿、
追い込まれて、やっと気づいて必死になる様が・・・ちょっと。。。
冒頭のシーンから、もともとは、いい雰囲気で感動的なドラマを期待していましたが、
なんか、違った感じのストーリーでしたね。。
また、最後に主人公が、自分の夢をかなえる為に、いかにも不安があるのに、「大丈夫」といっちゃう奴。
これは無責任で、迷惑。一緒に仕事はしたくないと思いました。
あと、ドラマの内容とは違うんですけど、
正田眞美子役の板谷由夏さんが語った「間もなく理事長から説明させていただきますので、しばらくお待ちください」
「間もなく」と言いつつ、「しばらくお待ちください」って、正しいんですかね。
妙に引っかかってしまいました。
タイトルも映像の雰囲気も、期待感抜群。
でも、内容はその印象とはかけ離れていました。
はじめから、夢追っかけるはなしじゃなくて、組織を守る為に戦った人たちの話にしてくれてたら、
スッキリしたんじゃないかと思いました。
観ている側を幸せな気分にしてくれる作りにして欲しかったです。
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