1 映画情報
原題: | カメラを止めるな! |
出演: | 濱津隆之 真魚 しゅはまはるみ 長屋和彰 細井学 市原洋 山﨑俊太郎 大沢真一郎 竹原芳子 吉田美紀 合田純奈 浅森咲希奈 秋山ゆずき ほか |
公開日: | 2018年6月23日 |
上映時間: | 96分 |
監督: | 上田慎一郎 |
配給: | ENBUゼミナール |
公式サイト: | http://kametome.net/index.html |
主題歌: | 山本真由美「Keep Rolling」 |
原作: | ______ |
2 予告
3 あらすじ
山奥の廃墟でゾンビ映画を作成していた撮影隊。
リアリティーを求める監督は、なかなかOKを出さず、重ねたテイク数は42。
そんな時、疲れ切ったスタッフの所へ本物のゾンビが現れる。
必死に逃げ惑う俳優たち。そして、それとは対照的に、大喜びでカメラをまわす監督。
そして生き残ったのは。。。
4 感想
初めは、廃墟でゾンビ映画を撮っていたら、本物のゾンビに教われるという設定の映画を見ていると思わせられる。
しかし、カメラのブレ方に違和感を感じる。
次第に、劇場で鑑賞している人たちには、ゾンビ映画を撮影している現場を、
撮影している映画であることがわかってくる。
実は、この映画の視聴対象は劇場の観客だけでないことが、
不思議な感覚を与えているのかもしれない。
ゾンビの映画ということで、その題材としても、リアリティーはない。
そしてまた、訳のわからない布石も、作り物であることを印象付けられる。
見ている人たちは、違和感を蓄積し続けるに違いない。
あくまで映し出されるのは、B級映画のようなクオリティのゾンビ映画。
話題が先行したこの映画が、なぜこんなに話題になったのかという疑問はなかなか解消されない。
この映画、最後まで観ることで、アイデアの作品であることが分かる。
また、期待感なく見に行った作品が、これだけ楽しませてくれれば、話題になるのも納得できる。
この感覚は1度しか味わえないので、ぜひ、96分の時間を割いて鑑賞してほしい。
本筋ではないだろうが、一度は断ったオファーを、娘のために引き受けるストーリーや黙って、台本を読み込む妻と娘との人間ドラマも垣間見られる。
確認で見返すと、やはり粗が見えてしまう。やはり、一度目が面白いのではないだろうか。
必死に辻褄合わせをしようとするところは、三谷幸喜さんの「ラヂオの時間」思い出した。
5 メモ