4月開始ドラマが最終回を迎えて(その1)

4月はじまりのドラマが続々と最終回を迎えています。

ドラマやバラエティ、映画など、膨大な時間をテレビの視聴にかけており、
ほぼリアルタイムで見ることがなくなっていますが、
なんとか最後まで見続けたドラマの感想をいくつか書いていきます。

そこまで詳しい内容はありませんが、これから最終回まで観る方は、
読まないでください。

 

 

 

 

1 女囚セブン

 

1.あらすじ

同僚の芸者を殺害したという罪をかぶり、女子刑務所送りになった神渡琴音。
冤罪の罪をかぶったのは、真犯人を突き止めるためだった。

 

2.感想

始まった当初から、疑問が。
何故、わざわざ刑務所に入らないと犯人が捜せなかったのか?
結局、最後まで観ても、この疑問は晴れることはありませんでした。

犯人側からすると、探していた「黒革の手帳」を探し出すために、
刑務所に入れて探す方が、探しやすいということは理解できますが、
何故、一緒に呼ばれただけの芸者が、黒革の手帳(情報)のありかを知っているということになっているのか?

 

ストーリーや登場人物が話すセリフに必然性が無さ過ぎた気がします。
最後までどこを目指しているのかわからないドラマでした。

大きな流れとしては、毎週、パターンが決まっていて(水戸黄門スタイル?)、
毎週一人ずつ、剛力彩芽さん演じる主人公の琴音にやり込めれて、仲間になっていく。
また、最近、世間をに賑わしているニュースに関わる決め台詞がでてくる、といったところでしょうか。

 

以下、若干、ネタバレです。

 

最後には、高嶋政伸さんが演じる内藤が、父親であることが分かります。
そうは言いつつ、そんな雰囲気は初めからしてましたけど。。。

結局、娘に説教されて、総理大臣になることを諦め、罪を償うことにしたのでしょうか。
この流れも、非常に非現実的(もともと、現実ではないですが・・・)で、
「なんじゃ、こりゃ」という感想です。内藤が刑務所で働いているシーンが出てきますが、
ここまで使えない人間が、総理大臣になりかけていたとは。現実じゃなくて、よかった。

 

このドラマに関しては、本当に解らないです。

制作意図は、作った人たちにしか分かりませんが、
本来は、毎回、パターン化して、45分過ぎの印籠を期待させるようなドラマにしたかったのではないかと、
勝手に想像しています。

だけど、こんな雰囲気のドラマが続編したりするんですよね。。。ホント、わからない。

 

 

2 CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

 

久しぶりに、カッコイイ系のドラマがでてきたなと思って観ていました。
インパクトがあったのが、西島秀俊さんが告知していた「第2話は第1話の100倍面白い」。

ちょっと、これはフキ過ぎましたね。。。信用して、その後も観ましたけど。
確かに面白かったんですけど、100倍は言いすぎでしょ。自信無かったのかなぁ~と思ってしまう。

 

しかし、MOZU以降、西島秀俊さんは、警官やボディーガードの役が多いですね。

 

 

以下、ネタバレ含みます。薄いけどね。

 

上層部からもたらされる指示に従い、事件を阻止していくパターンで、
最強チームみたいなキャラクターが出来上がるかと思いましたが、
最終回では、疑いつつも信用するしかなかった上司に裏切られ、
信用できなくなったチームメンバーが、国家に対して反逆した様な終わり方でした。

無理やり、続編作れなくもないと思いますけど、
「あの最後のシーンは、実は・・・」といった話で復活させることなく、
このチームは葬り去って欲しい気はします。

 

 

3 人は見た目が100パーセント

 

桐谷美玲さんが、「女子モドキ」って、既に設定が破たんしてました。
イケてない女子が、最終回では、別人に変わっていくようなストーリーを想像していましたが、
最後の2話では、今までの話をぶち壊しましたね(斬新)

 

あこがれ続けた相手が、二股男であることが判明し、付き合い続けるか、別れるかが、
人が変われる、変われないの話になってました。

結局、変わろうと努力する同僚たちをみて、別れる決断をしましたね。
最後は、まっすぐ相手の目を見て話をしたことが、変わったということなのでしょう。

気持ちをセリフでやり取りして、最後をまとめる演出は悪くなかったと思いました。

 

最後もって行ったのは、鈴木浩介さんですね。
ラスト直前に、鈴木浩介さん演じる國木田修が発したセリフ「全部脱げ!丸裸になれ!」。

これって、アドリブでしょう。。。

 

 

4 リバース

 


1.あらすじ

大学のゼミ仲間たちで出かけた長野県で、仲間の一人が亡くなってしまう。
数年後、社会に出た当時のメンバーたちのもとに、告発文が届き、当時を振り返ることに。

 

2.感想

第一話から非常に気になったのが、藤原竜也さんが演じる深瀬のイケてないこと。
ダメ人間すぎる。演じすぎてて、大丈夫か?という気になってしまいました。
結局、最後まで変わりませんでしたね。原作でもそうなんでしょうか。

続いて、金曜ドラマの刑事役では定番になりつつある武田鉄矢さん。
この人の演じる刑事は、ピーター・フォーク演じるコロンボを思い出さずにはいられない。

 

それぞれが隠していることが、ストーリーが進んでいくにつれて掘り起こされていくのですが、
ドラマ化する上ではどうやってそれを映像で見せていくかが、
面白かったかどうかを決めるポイントだと、個人的には思っています。

 

 

※以下、ネタバレ含みます。

 

アルバムを取り寄せて、「実は近くにいた人物が探していた人でした」って、
これは、鳥肌立ちますね。でも、アルバム出てきた時点で、想像できました。
これは、予想通りのうれしさというやつです。
しかも、アルバム出た時点で、「来週か・・・」と諦めかけましたが、
やりきってくれました。うれしかった。

 

総合的な感想として、真犯人が顔を出す部分については、ちょっと卑怯な演出だと感じました。
観ている側からすると、既に顔を出している人物が犯人であることを期待していますが、
まさか、最終話で初めて紹介された人物が犯人とは(ま、犯人は関わった全員という感じではあったのですが・・・)。
鍵を渡すシーンなんてあったか??どうしても確認せずにはいられない。

サスペンスドラマでは、「ダメじゃないの?」と思います。

 

また、最後の演出については、テレビ局の政治的な部分なのかもしれませんね。
畳みかける様に、その後、何か月かのストーリーが流れました。

パン屋のアルバイトで杉咲花さん、お客として窪田正孝さんが出演していました。
顔が知れている出演者がでることで、そちらに気を取られてしまい、
今シーンは必要だったのか?という感じではありますが、
湊かなえさん原作つながりの「Nのために」と、「夜行観覧車」での出演だったでしょう。

また、金ドラで湊かなえさんの作品が見られそうですね。

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